2014年6月のブラジルワールドカップから世界一周の旅に出て1年と7ヶ月、オーストラリアでのワーキングホリデーを2015年4月にスタートして7ヶ月経ったUtti@gotravelifeです。
実は今、また海外旅行保険の問題に直面しているのですが、ちょうどそんなタイミングで海外旅行保険に関してtwitterで質問を頂きました。
内容は下記の通り
@gotravelife はじめまして!いつもブログ読ませて頂いてます!私も10月から長期で海外を旅する予定なのですが、金子さんのところが倍近くの金額になったとブログで知り、gotravellifeさんは、最終的にどちらの保険に入られたのでしょうか?? 長文申し訳ありません!
— NAVEAYA (@amamiin) 2016, 1月 13
質問の補足しておくと、金子さんのところというのは損保ジャパン日本興亜の代理店で世界一周など長期旅行者に人気でした。
質問を頂いて気づいたのですが、以前のエントリー
で保険に関して調べて色々と書いたのですが、結局、僕がどういう選択肢を取ったかを書いていませんでした(汗
いきなり結論から書いてしまいますと、僕は、2015年10月に日本を出国し、2016年1月もうすぐクレジットカード付帯の保険期間90日が経過します。
次の日本の帰国は現状3月から4月を考えていて、それまでは海外にいながら途中で加入できるグローブパートナーの海外旅行保険を利用しようと考えています。
また、今後も様々な海外旅行をする予定ですが、旅行スタイルによってかける保険のタイプは変更すると思うので、2016年1月現在での海外旅行保険の最適解を考えてみました。
詳細は下記から
INDEX
僕の特殊な事情
このブログを以前からお読みいただいている皆様は既にご存知かと思いますが、僕は2013年に精巣腫瘍となり、手術や化学療法を経て現在、経過観察中。
2015年度は3ヶ月から半年に1度、2016年度は半年から1年に1度、日本に帰って検査を受けています。
90日まで保証されるクレジットカードの海外旅行保険を活用
そんな僕は海外旅行保険の費用を節約するため、無料で加入することが出来る、クレジットカード付帯の海外旅行保険を活用しています。
クレジットカード付帯の保険は日本出国日から起算して90日まで保証されるタイプが多いです。
実際、僕は次の3枚の海外旅行保険付帯のクレジットカードを使っています。
これら3枚のカードで海外旅行保険で最も重要な項目である病気や怪我の際に治療費を保証してもらえる疾病治療を570万円までにしています。
※海外旅行保険の疾病治療は複数のカードを持っていると額が合算されます。
僕のおすすめの海外旅行付帯のクレジットカードに関しては下記のエントリーにまとめています。
570万円という金額は決して完璧な数字では無いですが、それなりに大きい数字だと考えていて、実際、僕は精巣腫瘍が中国で発覚しており、その際の海外での治療費と帰国後の手術費用、3ヶ月に及んだ入院費用全て楽天プレミアムカード付帯の保険で賄えました。
つまり癌になったにも関わらず治療費の合計は楽天プレミアムカード1枚の補償金額である200万円以下だったのです。
ただし、これはあくまで一つの目安としか言えません。
東南アジアなどの医療費が安い国であれば問題ないかもしれませんが、医療費が高いと言われるアメリカでは盲腸の手術で800万円ほどかかるという話もあります。
円安が進んでいる今ならもっと高いものと思われます。
その次に利用頻度の高い、携行品損害はバッグまるごと盗まれでもしないかぎり、全て使い切ることは無いので携行品損害がついている事が重要で、あまり金額は重要視していませんが100万円以上になっています。
僕が今まで利用してきた海外旅行保険
実際、僕は2014年6月からの世界一周旅行では
- 2014年6-9月/ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、アメリカ : クレジットカード付帯の保険のみ(実は7日間ほど無保険状態 苦笑)
- 2014年12月-2015年3月/タイ、ミャンマー、シンガポール、マレーシア、フィリピン : クレジットカード付帯の保険のみ(実は10日間ほど無保険状態 苦笑)
- 2015年4月-10月/オーストラリア : 損保ジャパン日本興亜(値上げ前なので6万円ほど)
- 2015年10月-2016年1月/オーストラリア : クレジットカード付帯のみ
の保険内容で過ごしてきました。※各旅行期間の間に1度日本に帰国してクレジットカードの保証期間をリセットしています。
出国時の計画よりも帰国日が遅くなり、当時は下で紹介している海外で加入できる保険の存在を知らなかった為、無保険状態の期間があるので褒められた内容ではありません。
たまたまその期間に事故がなかっただけで、無保険状態を作るのは絶対に辞めたほうが良いと思います。
2016年1月以降の僕の海外旅行保険
さて2015年10月に一時帰国をした時からカウントすると、僕のクレジットカード付帯の海外旅行保険はそろそろ90日を経て消失してしまいます。
僕は2015年10月の段階で日本に帰国するのは2016年3月−4月ごろを考えていました。そうすると日本出国から90日経った正に今、2016年1月に保険が切れてしまいます。
そこでどうするかというと、海外にいながら途中から加入出来る保険に加入しようと考えています。
従来の日本の保険会社の海外旅行保険というのは日本出国時に契約する必要があり、契約開始日は基本的に日本の出国日となります。
そのため、クレジットカードの保険があるにも関わらず、不要な日本出国後最初の90日間も保険金を払わなければなりません。これは無駄だと思いませんか?
そんな時に調べていると、あまり知られていませんが、世界には途中から加入出来る海外旅行保険というものが存在することが分かったのです。
下記はそんな海外の海外旅行中に加入出来る保険会社3社
この中でも今回は保険料が安く24時間365日の日本語アシスタント対応で、日本語で申し込みや対応がしてもらえるという、海外旅行保険グローブパートナーに加入しようと考えています。
グローブパートナーとは
海外旅行傷害保険、グローブパートナーは、世界最大の保険会社アリアンツ社と総合保険代理店ASSETS社が共同で開発した保険商品。
保険金額は従来の日本の保険よりも安価な3ヶ月135€、1年540€から。
おもな補償内容は下記の通り
- 入院・通院・薬・検査等の医療費
- 自国までの緊急移送等のアシスタントサービス
- 個人賠償責任補償
- 傷害死亡後遺障害補償
- 自国から渡航地までの往復時の寄託手荷物補償
携行品損害が無い、医療費のキャッシュレスが無い点が気になりますが、医療費は、金額上限無し、日本語での対応をしてもらえて海外滞在中に契約出来るサービスは他に見当たりません。
- 日本帰国まで3ヶ月程度である
- 病気の際はワーホリのアルバイトで溜めたオーストラリアドルが残っていて多少の支払いは出来る
- オーストラリアは治安がよく、スリなどにあう可能性は低い
実際に見積もりを出した所、
- 滞在国 : オーストラリア
- 年齢 : 35歳以下
- 期間 : 3ヶ月
で費用は177€(約22,700円)です。
もし日本で従来の海外旅行保険に加入していたならば、日本出国前に契約の必要があり、クレジットカードの保険がある最初の3ヶ月の加入を余儀なくされ、契約期間は半年となります。
僕が調べた限り、半年の海外旅行保険が最安値の東京海上日動で80,000円ほどかかる計算になります。
もちろん東京海上日動のほうが保証内容は手厚いですが、差額は6万円近くになります。
以上の観点から、僕はこのグローブパートナーに加入しようと考えています。
まとめ、2016年1月現在の海外旅行保険最適解、僕ならこうする
そんなわけで僕の2016年1月現在の海外旅行保険の最適解は以下のようになりました。
90日以内の場合はクレジットカード付帯の海外旅行保険を利用する
90日以内の場合は基本的に上記で紹介したクレジットカード付帯の保険を利用します。
僕のおすすめの海外旅行付帯のクレジットカードに関しては下記のエントリーにまとめています。
アメリカやヨーロッパなど医療費が高い国に行く場合で不安ならば併用してグローブパートナーを申し込んでおけば、安価に医療費無制限の保険を組むことが可能です。
90日以上の場合でスリや盗難などに合う可能性が高い場合や1年などの長期間の旅行の場合
90日以上の予定で旅行をする場合、1年に及ぶような長期の旅行や、スリや盗難に合う可能性が高い危険な場所に行く場合、保険金額が高くても携行品損害がある、日本の海外旅行保険に加入するべきだと思います。
僕はかなり用心していたつもりでしたが、ブラジルのリオデジャネイロでSIMフリーのiPhone5をスられた経験があります。保険で購入金額の90%ほどに当たる、8万円近くが帰ってきました。
僕の調べた限りでは2015年にそれまで最安だった、損保ジャパン日本興亜が値上げした事で最安値は東京海上日動です。
日本の海外旅行保険を比較した時の記事はこちら
90日以上で数日から数カ月程度の延長
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p>90日以上の予定で旅行をする場合で少し予定より海外での滞在が伸びてしまった場合は2つの選択肢があると思います。
1つは例えば東南アジアなどの日本の近くにいる場合はLCCで一時帰国してしまうことです。帰国すればクレジットカード付帯の海外旅行保険はリセットされ、再出国した日から起算して90日がまた保険の対象になるからです。
今なら東南アジアの国々には片道1万円から2万円で行くことが出来ます。セールを上手く使えばもっと安くなります。
2つ目が上で紹介したグローブパートナーを契約することです。
上にも紹介したように、携行品損害が無いのであまり長い期間になり過ぎないように、また治安が悪い国には行かないようにしたいところです。
最後に
ここまで読んでクレジットカード付帯の海外旅行保険とグローブパートナーの保険に加入しようと考えた方もいるかもしれません。
でも、冷静に考えてみてください。
僕はこんなふうに書いておきながら、日本の海外旅行保険は決して高くないと思っています。
何故なら、海外旅行保険に加入していれば、その他に医療費は一切かかりません。
海外旅行保険を使って海外で入院したことありますか?
個人的には保険でお金が出るからといってVIP個室を勧められて入院した事があります。笑
日本に住んでいれば、なんらかの形で健康保険に加入します。その金額は年間で20万ほどだったと記憶しています。(正確には覚えていませんが)
その上、病院に行ったら医療費を事故負担しなければなりません。不思議ですね。
日本の健康保険がべらぼうに高いのか、それとも海外旅行保険が安いのか。
それでも僕がこのような保険を選んでいるのは世界一周中に何度も一時帰国して定期検査を受ける必要があり、旅費を節約しなければならない事情があったからです。
海外旅行保険は旅行費用の中でもお金をかけるべき項目だと僕は思います。
是非、よく考えて保険をかけて旅に出て下さい。