SONYのα7IIを使って早10ヶ月近くが経過しました。
先日、LEICA MマウントをEマウントに変換し、更にAF(オートフォーカス)機能を使う事ができるアダプターTECHART(テックアート) LM-EA7を購入したので使い勝手などレビューを書いていこうと思います。
商品紹介にはカエレバを利用しています。
INDEX
購入まで
購入までには、いくつかのブログや書籍を読みました。
結果これは使えそうと判断し購入することにしました。
ただ
趣味とか道楽とか TECHART LM−EA7 アダプタ と α7RⅡ
には個体によって重たいレンズをつけると前に傾いてしまうという内容があったのでamazon販売元の焦点工房に確認を行いました。
僕の使っている機種とレンズを紹介します
僕の使っている機種は以下の通り
の3つです。ちなみにアダプターのファームは4.0に上げていました。
超小型のフルサイズミラーレス機と今回紹介しているTECHARTのアダプター、小さいがMFしかできないMマウントのレンズを組み合わせることによって超小型のAF付きフルサイズミラーレス機が誕生します。
AFは便利(笑)
このアダプターを使って4,000枚近く撮影してみて1番感じたことはAFって便利です。
MFのレンズを買っておいて何を言ってるんだと言われるかもしれませんが、やはりAF便利です。特に人を撮る時、待たせません。その瞬間が撮れます。
実は少し前に簡単なイベントの撮影をする機会があったのですが、動く人を撮影することになると当たり前ですがAFがないと使い物にならないと痛感しました。
まだこのアダプターを持っていなかったのでSONYの24-70 F4で凌いだのですがAFが欲しいと感じた出来事の一つでした。
話を元に戻して、実際に使った感想を。
まず個人的な使用感はかなり良いと感じていて満足しています。
僕の使用している2つのレンズでは少し使用感に差があり、40mmの方は絞り開放にしていればかなりのスピードでピンが来てくれます。
このスピードは個人的に以前使用していたCanon 6DとSigma 50mm f1.4(ピンが迷ったり、少し前に来る事が多過ぎて手放しました。)よりも早いと感じます。
逆に21mmの方は少しイマイチです。広角のせいなのかF4が最大だからなのかわかりませんが、迷う事が多いです。
このアダプターの性質としてFの値が明るい(数値が低い)ほうがピンが確実に合わせやすいと感じます。
40mmのほうでもf8などにすると迷います。個人的には充分に実用範囲です。
個人的なα7II + TECHART LM-EA7の使い方を紹介してみます
僕の場合
- 大抵の撮影をAモード
- スピードを決める必要がある時だけSモード
で撮影しています。
このアダプタでは適切な露出を得るためにカメラ本体のF値を2.0に設定する必要があります。
本当のF値はレンズ側で設定します。
無限遠MFの利用方法
アダプタのヘリコイド部を繰り出さずに無限遠側でMFをするときは、大抵はただMFを押すだけでMFになります。
ならない時、またはマクロMFに切り替えた後は
- カメラ本体のF値を36に設定
- シャッターを切る
- カメラ本体のF値を2.0に設定
- MFモードにする
で無限遠MFになります。
マクロMFの利用方法
アダプターのヘリコイドを繰り出してマクロMFにするには
- カメラ本体のF値を40に設定
- シャッターを切る
- カメラ本体のF値を2.0に設定
- MFモードにする
でマクロMFになります。
時々起こる動作不良
何枚も続けて撮影していると、突然画面が真っ暗になって動かなくなる事があります。数秒待つとウィーンウィーンと動き出します。
たまに全く反応しない時があるので、その場合は電池まで抜いて再起動しています。
タイムラプスの時に大問題(解決)
上の問題が特に困るのがタイムラプスアプリを使用する時です。タイムラプスアプリを使うと何枚も撮影する事があるのですが、MFモードに変更していてもウィーンウィーンと突然動き出して、カメラがストップ、タイムラプスが失敗に終わります。
今の所、このアダプターの1番ダメなところです。
解決策も無く、本気でタイムラプスをするならアダプターを別途用意する必要がありそうです。ソフトファームアップで対応して欲しいですが果たして。。。
最新のファームウェアver5.0にしたところ、この問題は解決され、カメラがストップすることが無くなりました!
詳細は下記エントリーへ
三脚がつけられない問題
このアダプターは下に出っ張っており、三脚が取り付けられない場合があります。
三脚穴からアダプターまでは1cmほど(正確ではありません)しか余裕が無く、雲台が小さく、形が合ったものでないと三脚を取り付けるのは難しいです。
個人的に三脚を、使うことは滅多にないのですが、稀に使うこともあり、現在困っています。
このアダプタをつけてからも無理やりα7IIにつけて使用していたJOBYのJOBY Grip Tight Micro Stand XLは暫くして壊れてしまいました。
iPhone6Plusで使える超軽量小型三脚JOBY Grip Tight Micro Stand XLを買ってみた
今はとりあえずコンデジ時代に使用していた三脚を使用中。
重さ的になんとか固定できるレベル。。。
三脚問題を解決しました。詳しくは下のエントリーを御覧ください。
余談ですがα7II用にカバンも変えました
今回のAFが出来るアダプタに変えて本格的に旅行に持っていくカメラを
- α7II本体
- TECHART
- 21mm
- 40mm
のみに変更して小型化しました。
カバンをこれまで使っていたTIMBUK2ものから変更しました。
見つけたのがで、HAKUBA 防水 ドライクッションポーチ Mで防水です。
amazonの商品ページにあるサンプル写真からもわかるようにa7シリーズ用のサイズになっています。
これに本体とレンズ2本入れても相当余裕がありますが、少しコンパクトになりました。
まとめ、全体的に満足、もうSONYのAFレンズはもう無くていいかも
個人的に写真を撮るのはほとんどが風景や街の雰囲気などの旅行写真やスナップです。
だから僕にとってはAFはこれくらいで充分です。
このアダプターは決して完璧ではありません。
それでもこのアダプターのお陰で沢山の一瞬が撮れるようになったのも一つの事実です。
僕はα7IIを最高のカメラだと思っています。 大事なのは綺麗に撮れて小さいことなんです。
このアダプターがあれば僕にはもうSONYの大きなAFレンズは必要なさそうなので売りに出そうか検討しています。
逆に60-80mmくらいの新しいMマウントの単焦点レンズがほしいくらいです笑
その他のα7IIに関するエントリーはこちら
- 第1回:6Dからの買替え理由と本体編
- 第2回:レンズとレンズアダプター編
- 第3回:設定など実際の使い方
- α7IIを使って1年以上経過してやったことや、導入した周辺機器、新しい21mmレンズ探しなど2017年5月追加!
コメント
Shoさん、こんにちは。
ご質問ありがとうございます。
F値を低くしたり、くらいところではAFでの性能は正直、かなり下がります。
暗い場所では、大体開放にしてフォーカス>絞り値を変更>露出ダイヤルなどで調整して撮ったり、MFにして撮ったりしています。
コメント失礼します。
写真自体にややビネット効果が
かかっているように見えますが、
これはカメラの設定、
またはレンズの特徴でしょうか?
こんにちは。コメントありがとうございます。
恥ずかしながらビネット効果と言葉を初めて聞きました。。。調べたところ、周辺光量落ちの意味と理解しています。
周辺光量落ちはカメラやアダプタの設定ではなく、レンズの特性だと思います。近年個人的に最も愛用しているフォクトレンダー
NOKTON 40mm F1.4は開放で使うと周辺光量落ちは結構あります。
個人的には味としてとても気に入っています。絞ることにそれなりに改善します。