旅行や出張、留学なとで海外に滞在している際、どうしても日本に電話をかける必要が出てくるケースがあると思います。

僕も旅行中に病気になり保険会社に電話したり、クレジットカードが利用できなくなりカード会社に電話したりした事があります。

そんな時に利用したいのがWIFIなどインターネット環境下であれば格安で日本に通話することが出来るIP電話アプリです。

これらを使えば日本の携帯電話よりも安く日本の電話番号へ通話することが出来るのです。

IP電話アプリとは

IP電話アプリとはインターネットの回線を利用し音声をデータ化して通話をするVoIPというシステムを利用したアプリケーションとのことです。

インターネットには国境という概念がないため(厳密にはあるが日本からアメリカなどのサイトにアクセスしてもインターネットの料金は変わりませんよね。)日本にいても海外にいても通話料金が変わらないのです。

IP電話アプリ一覧

そんなわけで海外にいながら利用することが出来るIP電話アプリの中からオススメ5つを取り上げ、その利用料金をまとめてみました。

今回は海外から緊急時などの一時的に利用することを前提に比較しているので、月額固定の料金プランに関しては触れていません。

skype

skype

元祖IP電話アプリといえばSkypeでしょう。Skype同士なら国際TV電話が無料という画期的なシステムで今でも絶大な人気を誇ります。

オンラインでのマンツーマン英会話教室でも選ばれているケースが多いです。

SkypeはSkype outとい一般電話へのサービスを展開しています。

インターナショナルなサービスですので、Skypeを通じて日本だけでなく、各国の一般電話にも電話やSMS(送信のみ)が利用できる点が気に入っており僕は自分から発信をする際はSkypeを利用しています。

課金方法

クレジットカード、店頭でのSkypeクレジットの購入、App storeストアからなど

通話料金

  • 基本料金 : なし
  • 固定電話へ : 2.26円 / 分
  • 携帯電話へ : 10.81円 / 分
  • SMS : 7.59円 / 1メッセージ

Skypeでのその他の国への通話料は公式ページで確認出来ます。

LINE電話

LINE

ご存知LINEです。ほとんどの日本人の若者が利用し、最も利用頻度の高いアプリではないでしょうか。新たに電話用のアプリをインストールする必要もなく気軽に利用することが出来ます。

通話料は若干Skypeよりも高いもの、こちらもSkype同様、かなりの国で利用することが可能です。

課金方法

クレジットカード、LINEプリペイドカードの購入

通話料金

viber

Viber

イスラエル発の通話アプリViberは買収され現在は楽天グループのアプリとなっています。

2011年東日本大震災の際に携帯電話が繋がらない中、通話できたアプリとして一気に認知度を高めましたが、その後、他サービスが現れ使っている人が減ってしまった印象があります。

Viberは現在キャンペーンをしており、固定電話へも無料でかけられるサービスをしています。ただし利用料金をチャージしていない場合は5分で通話が切れてしまう仕様となっています。

課金方法

クレジットカード、App store、google play storeからのチャージ、

通話料金

日本の電話番号が持て電話を受けることが出来るSMARTalkと050plus

この2つのアプリはskypeやLINE電話と違い、日本の050から始まる電話番号を持つことが出来ます。

つまり、相手から電話を受ける事が出来るのです。もちろん受信料は無料ですし、電話をかけることになる相手も国際電話のような高額な料金を払う必要も全くありません。

つまり海外でインターネット環境下てあれば、いつでも日本からの電話を日本の番号で受ける事が出来るのです。

僕はもう何年も前から長く海外に行く事を決めていたので、携帯電話の番号ではなく、月額料金が無料のSMARTALKの番号を友人、知人、家族に教えて利用しています。

SMARTalk

SMARTalk

SMARTalk

電話番号がもらえて、月額利用料が無料ということもあり、僕は電話受信用にこのSMARTalkを利用しています。

ただしは通話料金は高めなので、着信があって折り返す際などはそのまま通話してしまいますが、長電話になりそうな場合はSkypeを利用しています。

ただし実際に利用してみての感想が少しイマイチで、僕のSMARTalkにかけたけど繋がらなかったと聞くことがたまにあり、安定感はあまりないのかもしれません。

課金方法

クレジットカードのみ

通話料金

  • 基本料金 : なし
  • 固定電話へ : 8円 / 30秒
  • 携帯電話へ : 8円 / 30秒

  • SMARTalk

050plus

050Plus

SMARTalkの存在をまだ知らな方た時にこちらを利用していました。通話料金自体はSMARTalkよりも安いのですが、月額料金が必要になってしまいます。

電話番号が欲しい、IP電話アプリを1つにしたい、通話を沢山利用する人には利用価値のあるサービスではないでしょうか。

課金方法

クレジットカードのみ

通話料金

IP電話アプリが使えないフリーダイヤル

僕がこれらのアプリを利用するシーンの多くは企業やサービスへの問い合わせの時です。

こういったケースの場合、フリーダイヤルが用意されているのケースが多いのですが、フリーダイヤルの0120から始まる番号にIP電話は使えないケースが多いです。

海外旅行中に日本にかける事が想定されるクレジットカード会社や保険会社の電話番号はフリーダイヤル以外の番号をメモしておくことをオススメします。

まとめ、渡航前にインストール、テスト通話を

最初に書いたとおり、海外滞在中に日本に電話をするケースというのはトラブルの場合も多いのではないでしょうか。

今回紹介したアプリはインストールはもちろん、登録や支払情報の入力が必要になり、利用するまでに一定の時間を要します。

ですので、必ずトラブルが起こる前、海外で使うなら渡航前に日本で登録を済ませておきたいです。

また、これらのアプリは日本で使う分にも通常の携帯電話の通話よりも安くとてもお得です。

僕は受信用には維持費用が完全無料で050から始まる番号がもらえるSMARTalk通話用には通話料金が安いSkypeをそれぞれ登録してあり、いつでも受発信できる状態を整えています。

また今回比較してみた結果、Viberが日本の固定電話へは無料で通話できることに魅力を感じ再インストールすることにしました。

こういう細かいところから節約して、楽しいことにお金を使いたいですね。