この3年間、多くの時間を海外で過ごし、本当に沢山のホテル、ゲストハウス、ホステル、airbnbや海外で部屋を借りたりと様々な形式で宿泊しました。
また日本のゲストハウスでも働き、宿泊者側だけでなく、迎え入れる立場も経験してきました。
そんな僕なりのホテルなどの宿泊先の探し方、見るべきポイントを紹介していきたいと思います。
INDEX
ホテル予約はオンラインで予約が基本
2007年初めて海外個人旅行をしたとき航空券からホテルの予約まで全て旅行代理店のHIS店頭で手配しました。
また、その頃のバックパッカーは地球の歩き方などのガイドブックを片手に飛び込みで宿に行き価格交渉をして泊まるというスタイルも珍しくありませんでした。
今でもそのようなスタイルで旅をする人たちも存在しますが、安く費用を抑えて旅行したいのであればホテルはオンラインでの予約が基本となります。
ホテルなどの宿泊先を予約するには、目的や宿泊したい場所によりサイトを使い分けています。今回はそんなサイトを目的別に紹介していきます。
ヨーロッパ、南北アメリカ大陸のホテル予約に強いBooking.com
Booking.comはホテル予約ナンバーワンのwebサイト。1,154,985軒の宿泊施設を225の国と地域で提供している。
高級ホテルから地域最安値クラスの安宿まで掲載されているホテルの幅が広く、特にヨーロッパ、南北アメリカ大陸の掲載数が他のサイトに比べて多い。またwebサイトやアプリの使い勝手良くホテルを探す場合、真っ先に利用するサイトである。
また日本および海外のゲストハウスや小規模ホテルの運営に携わったことがあるのですが、どちらも予約の7-8割がBooking.comからの予約で圧倒的に利用されています。
Booking.comのメリット
- こちらのリンクから予約をすると初回予約は2000円分のキャッシュバックあり
- 全世界的にホテルの掲載数が多い。(特に北米、ヨーロッパに強い)
- エリア別に検索などが出来、webサイトや専用アプリの使いやすさが優れている。
- キャンセル料無料のホテルが多い。
Booking.comのデメリット
- 現地に到着した時に料金を支払うシステムなので、わかりやすくて良いのですが、宿泊先がクレジットカードに対応していないと現金で宿泊料金を支払う羽目になるので注意が必要。
アジアで圧倒的に強いagoda.com
agoda.comはタイ発のサービスのためか東南アジアに強く、他のホテル予約サイトでは掲載されていない小さなゲストハウスやホテルなども掲載されているのが特徴。
総掲載物件数も1,216,228軒(2017年3月1日調べ)とナンバーワン。
個人的に日本を除くアジア圏でホテルを探す時はagoda.comで探すようにしています。バックパッカーなど宿泊費用を節約したい東南アジアに行く旅行者には特におすすめのサイト。
agoda.comのメリット
- アジア圏で圧倒的な掲載数
- 安い 会員登録することにより20%OFFなどの会員限定価格になりアジア圏においては最安値になることが多いです。
- 予約時にクレジットカード決済のケースが多く、ホテル到着後チェックイン時にお金のやり取りをしなくて済む。
agoda.comのデメリット
- 初期設定では価格に税金やサービス料が含まれていないの(agoda.comページ内で変更可能)
航空券とホテルをセットで予約する時はExpedia
Expediaはアメリカ発祥のホテル予約サイトです。日本でTVCMをバンバン打っていたこともあり日本人の中での知名度は高いと思われるExpedia。
最低価格保証があるものの、実際に検索してみると上記2サイトより価格が高いことが多く掲載数も少なく、個人的に利用頻度は低いです。
というのも総掲載数は321,000軒とbooking.comやagoda.comに比べると随分と少ないのです。
ただし、Expediaのポイントは航空券と合わせて購入するとホテルが無料になることもあるAIR+割がお得です。また8%OFFクーポンを利用する方法があります。
Expediaのメリット
- 航空券とセットで最高で無料のホテルに宿泊
- 掲載されているホテルは中高級ホテルが中心なのである程度のレベルが担保されたホテルを選ぶことが可能
- MASTER、JCB、American Expressのクレジットカード会員なら下記のリンクから申し込めば8%OFFの割引が受けられる。
- JCB会員8%OFFはこちら
- American Express会員8%OFFはこちら
Expediaのデメリット
- ホテルの掲載数が少なく選択肢が少ない、予算を抑えた中長期の旅には不向き
現地の人の家に泊めてもらうAirbnb
Airbnbは日本では民泊という言葉とともに有名になったサービス。ホテルではなく人の家に泊めてもらうサービスです。
ホテルでは味わえない現地の人の暮らしを体験したり、ホテルにはない素敵な別荘を借りたりすることが出来ます。
最近はAirbnbが世界中に広まり価格競争も激しくなっているためホテルよりも安く宿泊出来るケースが増えてきています。
そんな事もあり特に宿泊料金の高い先進国の都市などで宿泊先を探す時はAirbnbから探すようにしています。
例えばニューヨークではホテルで個室に泊まろうと思えば$100ほどかかりますが、Airbnbなら$40ほどから見つかります。
Airbnbのメリット
- ホテルでは体験出来ない現地の人との交流や生活を体験出来る
- グループ旅行などでは贅沢に物件一件まるごと貸し切って利用出来る
- ホテルよりも安く地域最安値で宿泊出来るケースがある
Airbnbのデメリット
- 事前に宿泊する際にコミュニケーションをとる必要がある(要英語)
- チェックインなどホテルよりも面倒なことが多く、最低でも2,3泊するような利用方法でないと時間ロスが多い。
- 相手はホテルではなく個人なので思わぬトラブルに巻き込まれる可能性がある(急なドタキャンなど)
下記のリンクから利用すれば$31分の割引が受けられます。
ホテル予約時に確認したいこと
口コミを確認する
ホテル選びのポイントは口コミを見ることです。上級者はホテル予約サイトの口コミの評価を見てホテルを予約します。
というのも口コミにはホテル側が伝えたい良い部分だけでなく悪い部分も書かれるからです。
また文化による違いでしょうが、日本人の評価は減点方式で少しでも悪い点があると評価を下げるため満点をつけることは少ないです。
逆に欧米の方は大雑把なのか、簡単に満点などをつけ評価が甘い傾向があるように感じます。
写真に騙されない
ホテル予約サイトの部屋が広く見えるように撮れる、広角レンズを使って明るくとても綺麗に加工されています。
ホテル側は少しでも良く見せようと写真を撮っている事を予め知っておくべきです。
またメイン画像に代表的な地域の観光地やまったく関係のない部屋の写真を使う悪質なケースもあります。
これらを理解するにはやはり口コミを確認するべきでしょう。
宿泊に適した場所の探し方
ホテル選びをする際に一番難しいのがその街のどこにホテルを取るのが良いかということ、つまり街の中でもその場所について知ることでしょう。
旅行先というのは初めての場所であることが多いでしょうし、どこに何があるか分からないのが普通だと思われます。
そこでまずチェックするべきは
- 到着予定の空港の場所
- 地下鉄など公共交通機関の路線
の2つです。
行き先や移動手段に何を使うか旅のスタイルなどにもよるところですが、公共交通機関を使って旅行するのであれば最寄り駅までのアクセスなどを優先したほうが良いと言えるでしょう。
個人的におすすめの方法が、旅先に行く前にはgoogle mapに行きたい場所を星をつけてどんどん保存していきます。
こうすると、google map上で視覚的に自分がどこに行きたいか理解することが出来ます。つまりその星が多いエリアの近くにホテルを取れば効率的に観光できるといえるでしょう。
つまりホテル探しをする前に旅先で行きたい場所や、公共交通機関などに関してある程度下調べをしておいたほうが便利な場所にホテルを取ることが可能になります。
他にも周りにホテルが多ければそこはいわゆる観光地でツーリスティックなエリアだとわかります。
またそのエリアについてより、よく見てみたければ、googleストリートビューで確認して見るのもオススメです。
Wi-Fi
Wi-Fiは今ではすべての旅行者が求めるサービスでしょう。
一言にWiFiの提供があるといってもそれが、全室なのか、ロビーだけなのか、無料なのか、有料なのかを確認しましょう。
最近は減りましたが意外と中級以上のホテルではWi-Fiが有料だったりする場合があります。
個人的にはホテルにはどれくらい速度も出るのか掲載してほしいですが、速度まで知るのは難しいですね。
部屋にWiFiが届かない場合でも下記のXiaomi Mi WiFi Amplifier 2を使って受信を強化することにより部屋でWiFiを受信出来るようになったり、通信をより安定させることも出来ます。
食事
食事の有無です。ホテルにもよるのですが、海外ではホテル予約サイトから予約すると食事はついていないケースも殆どです。
Booking.comなどのホテル予約サイトでは食事がついている場合、朝食付きなどの文言でわかり易い場所に書いてあるので、なければついていないものと考えたほうが良いです。
食事があるかどうかは予約時に確認しておくべきでしょう。
支払いは一人ではなく一部屋単位
最大収容人数こそ決まっているものの、海外のホテルでは予約は部屋の料金であって、人数あたりの料金ではないケースが多いです。
1部屋1泊○○円というのが基本です。
ゲストハウスやホステルなどの安宿やドミトリーを予約するとき
バックパッカーや予算を抑えたバジェットトラベラーならホステルやゲストハウスやユースホステル、バックパッカーなどと呼ばれる安宿に宿泊することも多いのではないでしょうか。
ホステル、ゲストハウス、ユースホステル、バックパッカーなどの違いって?
ホステル、ゲストハウス、ユースホステル、バックパッカーなど安宿には国や地域に寄って色々な呼び方があります。
個人的にはどれも、個室だけでなく、ドミトリーというベッド単位で予約を取り共同の部屋に泊まるという宿泊タイプがあるのが共通点でそれほど大きな違いは無いと思っています。
それでも敢えて特徴を述べればホステルは欧米に多く、100人以上の収容する施設も多く大型なイメージ。
ゲストハウスは日本や東南アジアに多く小規模、安いイメージがありましたが、日本には最近は一泊3500円程度のおしゃれなゲストハウスが多数登場しています。
ユースホステルはもともと独自の会員制度、ネットワークをもっていた宿泊施設でインターネットが発達する以前からあって現在は減少傾向。
バックパッカーはオーストラリアやニュージーランドにおけるホステルやゲストハウスの総称と言えるでしょう。他と少し違うのは場所によってワーキングホリデーなどで働きながら中長期で滞在する人も多いのが特徴でしょうか。
ゲストハウスやホステルは他の宿泊客との交流が一つの魅力
先進国などへの一人旅で宿泊費用を抑えたいというも安宿を利用する一つの目的ですが、最近は日本でもそうですし、ドミトリーだけでなく、コモン(共有)スペースで他の宿泊先との交流を売りにしたゲストハウス、ホステルが増えています。
個人的には人との交流をしたいと思ったときなどは、敢えてドミトリーに宿泊することもあります。
特にドミトリーに泊まると、知らない他の旅行者と交流が自然発生的に起こります。新しい人との出会いを望んでいるのであればドミトリーや安宿に泊まってみるのも面白いですよ。
僕も30代になり、そろそろドミトリーは。。。と思う時もあるのですが、場所によっては意外と一人旅の30代以上の宿泊客も多いんですよ。海外なら英語の練習にもなりますし。
ゲストハウスやホステル、安宿の探し方
ゲストハウスやホステルの探し方も大きくはホテルと変わりません。予約サイトで検索して口コミや場所、設備などを確認しながら予約していくことになります。
ドミトリータイプの宿泊先は探す際にはアジアではagoda.comを、欧米ではhostelworld.comを利用します。hostelworld.comではドミトリーを含む格安の宿泊先が多く掲載されているためです。
ただし、hostelworldに掲載されている欧米のホステルの多くは若者の宿泊客が多い印象があります。
ドミトリーに泊まる際にチェックしたいこと
ベッド形状の確認
最近はドミトリーでも日本のカプセルホテルのように、ベッド毎に部屋のようになっていてプライバシーを確保出来るタイプのドミトリーが海外でも増えています。
カーテンだけの仕切りの場所もありますし、しっかり扉があって鍵がかけられるような場所もあります。
ある程度仕切られたほうがプライバシーを確保できますし、物なども置けて安心して利用できます。
一部屋あたりのベッドの数が少ない部屋がオススメ
ドミトリーの1部屋当たりのベッド数を確認しましょう。同ホステル内に4ベッドの部屋と6ベッドの部屋がある場合、6ベッドの部屋のほうが料金が安く人気で埋まりやすい傾向にあります。
逆に言えば4ベッドは埋まりにくく、いざ部屋に来たら宿泊者は自分ひとりで個室のように使うことが出来たなんていうケースも多いです。
場所によっては1部屋にベッド10台以上詰め込んだドミトリーなんていうのも珍しくありません。
こうなると、中には友人グループでドミトリーに泊まりうるさい人なども現れる確率が大きく上がります。個人的にはどんなに多くとも6人以下のドミトリーを選んでいます。
ロッカーの有無
ドミトリーに宿泊する際に真っ先にチェックするポイントはロッカーの有無です。
個室ではなく、共有部屋ではどうしても盗難のリスクを考えなければいけません。
旅行には一眼レフなどのカメラを持っていったり、長旅の人はノートパソコンなどを持っていく人も多いのではないでしょうか。
男性専用や女性専用ドミトリーか男女混合ドミトリーか確認する
男女別の専用ドミトリーか男女混合ドミトリーかは確認しておいたほうが良いでしょう。特に女性は。
予約サイトにはMale DormやFemale Dorm、Mixed Dormなどの表記があります。これらの表記がない場合は男女混合ドミトリーの可能性が高いです。
このルールを理解しておらず、ホテルに到着してから同じ部屋に男性がいるの?とびっくりされるシーンを何度か見ています。
僕も今までの旅行経験で沢山のドミトリーに異性客がいようが堂々と下着姿で歩き回る人もいました(男女共に)し、行為に及ぶカップルがいたなんていうのも何度か経験があります。笑
僕は割りとどこでも寝れてしまうのであまり気にしませんが、こういう事に免疫がないのであれば最低限男女別のドミトリーかどうか確認する。または個室にするべきでしょう。
ドミトリーで快適に眠るために
以上のようにドミトリーは複数人でシェアして利用するものなので、深夜に動く人や、いびきのうるさい人などに出会すことがあります。
快適に眠るためには耳栓やアイマスクがあったり、夜遅くに行動する可能性がある場合はすぐに取り出せる小さなライトがあると便利ですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ホテルの予約方法やお得に賢く予約する方法を述べてきました。
サイト | Booking.com | agoda.com | expedia | Airbnb |
---|---|---|---|---|
アジア | ○ | ◎ | ☓ | △ |
北米 | ◎ | △ | ○ | ◎ |
ヨーロッパ | ◎ | △ | △ | ◎ |
その他 | ◎ | ○ | △ | ○ |
まとめると、ホテルを安く予約するならばまずはBooking.comで検索しましょう。
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アジア圏で安く宿を探すならばagoda.comがオススメです。会員になれば更に割引が受けられます。
現地の人のように暮らしてみたい、ローカルの人と交流したい、先進国で最安値の宿泊を探したいという場合はAirbnbがオススメです。こちらのリンクから予約すれば初めての利用ならば$31の¥割引が受けられます。
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*各予約サイトのホテル掲載数は2017年3月1日調べ