世界一周旅行者や長期海外旅行にとってなくてはならないものが、クレジットカードです。 個人的には海外旅行において、クレジットカードの重要度はパスポートの次にくるものだと考えています。
INDEX
海外旅行を初めて7年目の僕が現在利用している4枚のカードを紹介
2009年に初めて海外バックパッカーを始めて、もう8年、ちょくちょく海外旅行に行っていますが、本当にクレジットカードに頼っています。
僕は楽天プレミアムカード(Master)を買い物などメインに利用し、インターネットだけで海外キャッシングの繰越返済が完結するセディナカード(Master)を海外で現金を引き出す専用として、三井住友VISAクラシックAカードを唯一のVISAカードとしてサブにして持ち歩いています。
海外旅行保険の補償金額を増やすためにエポスカードを実際に海外には持っていきませんが、契約して家に保管してあります。
一気に4枚紹介してみましたが、クレジットカードについて詳しくない方は一体何のこと?思われたことでしょう。
ここから下では丁寧に何故、僕が4枚のクレジットカードを持って海外旅行しているのかを紹介していきます。
クレジットカードはなぜ必要!?
現地で物を買う
海外で物を買うとき、クレジットカードで決済が可能ならばクレジットカード決済を使いましょう。
両替して現金で買うよりもポイントなどが貯まりますし、買い物は両替レートも良く、一番お得です。
海外でクレジットカードで買い物をする際の注意点は、決済時に現地通貨で決済するか、日本円に変換して決済するか確認されるケースがあります。この場合、必ず現地通貨を選ぶようにしましょう。日本円に変換したレートはほぼ間違いなく割高で損です。
もし、気になるのであれば、その場で冷静にスマホのCurrencyアプリでどちらがお得か比較してみましょう。
僕は日本国内も海外でも楽天ポイントが貯まるので、クレジットカードで支払えるものは楽天プレミアムカードの支払いで統一しています。
現地通貨を得る
海外旅行時、特にクレジットカードの支払が広まっていない、非先進国では現地通貨が必要です。現地通貨を入手する方法は大きく分けて
- 現金を持参して両替する
- 現地のATMで国際キャッシュカードでおろす
- クレジットカードでキャッシングする
の3択です。
特に、世界一周や長期旅行の場合はスリ対策など、セキュリティの観点から現金を沢山持って旅行したくないのではないでしょうか。
その場合、現金を入手するためには、海外対応の銀行のキャッシングカードよりもクレジットカードのキャッシングの方がレートが良く、クレジットカードの利用はほぼ必須になってきます。
実際にクレジットカードのキャッシングと国際キャッシュカードのレートを比較した記事
僕は海外キャッシングにはセディナカード(Master)を利用しています。
僕がセディナカードを使う理由は多くの他のクレジットカードと違い、繰越返済が可能な点です。
海外キャッシングはその名の通りキャッシング(借金)ですので、返済日までの利息が手数料としてカード会社から請求されます。つまり繰越して早く返済してしまえば、カード会社から請求されるの手数料が安くなるのです。
以前まではキャッシングにも楽天プレミアムカードを利用していたのですが、楽天プレミアムカードの場合は、繰越返済するのに、
- 海外のATMで現金をキャッシングする
- 利用歴が楽天カードに連絡されるまで3,4日ほど待つ
- わざわざSkypeをつかい国際電話をして、振込金額と振込先を確認
- わざわざインターネットバンキングから振込先と金額を入力して振込をする
必要が有りました。
セディナカードではこの繰越返済をオンラインだけですぐに完結することが出来るのです。具体的には
- 海外のATMで現金をキャッシングする
- 利用歴がセディナカードのマイページに表示されるまで1-3日ほど待つ
- セディナカードの支払いページから繰越返済を行う、一度、振込する銀行口座を登録すれば数クリックで完結
と非常に簡略化することが可能です。
海外旅行保険にお得に加入する
クレジットカードには持っているだけで海外旅行保険に加入することが出来る大変オトクな機能があります。
海外旅行のために持つべきカードは、この海外旅行保険の充実度具合で決めるべきと言っても過言ではありません。
詳しくはこの記事の下部、海外旅行保険の項目でまとめています。
空港ラウンジを利用する
空港ラウンジをご存知ですか?
空港にはファーストクラスやビジネスクラス搭乗者や、マイルをたくさん貯めた人だけが利用できるVIPラウンジと呼ばれる場所があります。
実は特定のクレジットカードを持っているだけで利用可能になるラウンジがあるんです。
詳しくはこの記事の下部、空港ラウンジの項目でまとめています。
LCCの航空券を買う
当ブログでも沢山紹介している格安航空会社ことLCC。LCCは2015年現在、どんどん広がりを見せており、安価で世界中に海外旅行が出来る世の中になってきています。
そんなLCCではチケットの購入は基本インターネットでの購入となり、その際の支払い方法はクレジットカードが一般的です。
クレジットカードを何も持っていないとチケットを購入するためにコンビニに行く羽目になったり、海外にいる場合、支払手段がなく、チケットを購入する事が出来ないかもしれません。
マイルを貯める
クレジットカードにはマイルを貯めることが出来てお得なカードというのが存在します。しかし僕はクレジットカードでマイルを貯めていません。
そもそも、マイルを一生懸命貯めていません。(クレジットカードではない形で一応貯めています。)なぜなら、マイルを貯めるよりもLCCに乗ったほうが安い場合が多いだからです。
2015年現在、LCCはどんどん広がっています。そしてLCCはマイルが一切貯まりません。
しかし、あなたがナショナルキャリアに沢山乗るというのであれば、マイルが貯まるクレジットカードを比較検討するべきです。貯めたほうがオトクなのは間違いないのですから。
海外旅行保険付帯のクレジットカードとは
海外旅行をする上で必ず加入しておきたいのが万が一の時のための海外旅行保険です。自慢ではありませんが僕は海外保険でもう5回以上病院のお世話になっています。
しかし医療費も保険代も、もっと言えば病院までのタクシー代も払ったことがありません。
そうクレジットカード付帯の海外旅行保険を利用しているからです。実はクレジットカードには海外旅行保険付帯のものがあるのです。
一般的に海外旅行に行く際、空港で海外旅行保険をかけると1週間の旅行でも5,000円から10,000円ほどかかるのではないでしょうか?
しかし、もし海外旅行保険付帯のクレジットカードを持っていればそれらに加入する必要がなくなるかもしれません。
クレジットカード付帯の海外旅行保険で保証してもらえる内容
ここからはクレジットカード付帯の海外旅行保険についてくる一般的な保険項目を紹介します。
傷害死亡・後遺障害
被保険者が事故などにより、死亡したり、後遺症が残った場合に支払われる保険です。海外旅行に行く際には、家族などに保険内容をコピーして渡しておくと、万が一の時、家族が保険金を受け取れるかもしれません。
- 傷害死亡 : 旅行中に死亡した場合、傷害死亡・後遺障害保険金額が支払われます。
- 後遺障害 : 旅行中に起きた事故によって受けたケガが原因となり、事故の起きた日からその日を含めて180日以内に身体に障害が生じた場合に障害の程度に応じて支払われます。
傷害死亡・後遺障害は一見、重要そう見えますが、個人的にはあまり重要視していません。何故ならこの保険を利用する機会は少ないと思われますし、自分が死んだ後の事まで正直、気にしていられません。
疾病治療費用
ケガや病気で病院などで治療を受けた場合、治療費・入院費等、実際に支出した金額で、保険会社が妥当と認定した金額が支払われます。
疾病治療費用は僕は何度か利用しているのですが、例えば単純な風邪を引いたときでも無料で病院で診てもらい処方箋をもらうことが出来ます。ちなみに僕は世界一周の旅をスタートさせた直後、中国を旅行中、現地でなんと精巣腫瘍(癌)が発覚しました。
それは長い期間かけて準備をしてきた世界一周の旅をスタートさせて、わずか5日目の出来事でした。僕は当然大変なショックを受けましたが、今振り返ってみれば中国で発覚して大変ラッキーでした。
何故なら現地での診察代はもちろん、帰国後の半年間まで治療費が保険から賄われたのです。ちなみに中国では通訳さんが来てVIP患者として個室に入院していました。
中国での費用の精算はキャッシュレスサービスだったので正確な金額は分かりませんが、帰国してからの治療費など合わせると合計金額は100万円以上になると思われます。
もし日本で発覚していたらそれらは全て自分で支払うことになっていたことでしょう。今頃旅行も出来ていなかったかもしれません。正に不幸中の幸いな出来事でした。
病院に行く理由が風邪だったりちょっとした体調不良であればそんなに金額は必要ありませんし、僕のように海外で癌が発覚するケースはそうそう無いと思われますが、例えば盲腸になったり交通事故に合ったりまたは、病院に行くのが先進国だと病院の請求金額は一気に跳ね上がります。
賠償責任
誤って人にケガをさせたり、他人の物に損害を与えたりして、法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害に対して保険金が支払われます。
携行品損害
被保険者が所有する、携行品(カメラ、宝石、衣類、航空券、旅券、運転免許証など)の所持品が盗難・破損・火災など偶然な事故に遭い、損害が生じた場合、保険金が支払われます。
僕はブラジル、リオデジャネイロの人混みでSIMフリー版iPhone5をスられた苦い経験があるのですが、保険で購入金額の90%ほどが保証され帰ってきました。
盗まれた場合だけでなく、落としたりして破損した場合も補償してもらえます。例えばスマートフォンやカメラレンズを落として破損して補償してもらったことがあります。
保険のおかげで、現在そのお金を元にiPhone6 Plusを購入し利用出来ています。
携行品損害は非常に有効な保険でこの金額がいくらかはよく確認しておくべきでしょう。大抵は数十万円が限度額で1商品につき10万円までが保証の対象となります。
海外旅行保険の項目で注目するべきポイント
重要な項目だと考えられるのが疾病治療費用と携行品損害です。
というのも海外旅行保険で利用する事があるのはこの2つのケースが圧倒的に多いからです。実際にクレジットカードの付帯ではない一般的な海外旅行保険に加入する際はこの2つにどれくらいの保証を掛けるかで大きく保険金が変わってきます。
また海外旅行保険対応のクレジットカードを複数持っておけば、例えば病気になった際に疾病治療費用などは
- カードA:200万円まで
- カードB:100万円まで
となっていた場合、合算され300万円までの疾病治療費用が支払われるとのことです。
実際に僕は、このケースの支払いを受けたことはありませんが、海外旅行保険が適用されるカードを複数枚持っておいたほうが良いのは言うまでも有りません。
自動付帯と利用付帯
クレジットカードに付いている保険の種類には保険が適用される条件があります。それが自動付帯と利用付帯です。
自動付帯
自動付帯とはその名の通り、海外旅行に行くと自動的に付帯されるものです。クレジットカードさえ契約していれば、特に何もする必要は有りません。
自動付帯のおすすめカード
カード名 | 疾病治療 | 障害治療 | 携行品 | 年会費 |
---|---|---|---|---|
楽天プレミアムカード | 300万円 | 300万円 | 30万円 | 10,800円 |
エポスカード | 270万円 | 200万円 | 20万円 | 無料 |
三井住友VISAクラシックAカード | 100万円 | 100万円 | 20万円 | 無料 |
- 楽天プレミアムカード
- エポスカード(年会費永年無料)
- 三井住友VISA クラシックA(初年度年会費無料)
利用付帯
利用付帯とは特定の条件を満たすと保険が有効になるものです。よくあるパターンは下記の3つになります。
- 日本で旅行代金や公共交通乗用具の料金を支払った日から最長90日間になる場合。
- 宿泊を伴う募集型企画旅行の料金を支払った場合に旅行開始日から最長90日間になる場合。
- 海外で公共交通乗用具の料金を支払ったその日から最長90日間となる場合
利用付帯のおすすめカード
カード名 | 疾病治療 | 障害治療 | 携行品 | 年会費 |
---|---|---|---|---|
楽天カード | 200万円 | 200万円 | 20万円 | 無料 |
リクルートカード | 100万円 | 100万円 | 20万円 | 無料 |
セディナカード | 100万円 | 100万円 | 無し | 無料 |
クレジットカード付帯の海外旅行保険と一般の海外旅行保険
日本のクレジットカード付帯の海外旅行保険は日数が90日までとなっています。
ですので90日以内の旅行や留学なんかは問題ありません。実際、僕もフィリピン留学や過去何度か行っている短期海外旅行はクレジットカードの保険で賄っています。
ところが90日以上の長期旅行、世界一周や長期留学は最初の90日しか対象にならないので一般の海外旅行保険に加入するべきです。
ちなみに上で紹介した利用付帯のカードを使うことにより、自動付帯のカードで最初の90日をまかない、利用付帯のカードを海外で利用して利用日から90日の保険を受けるというテクニックがあるのですが、残念ながら利用付帯のカードは疾病治療の補償金額が少ないものが多いです。
また、クレジットカード付帯の海外旅行保険の疾病治療の金額は良いものでも200万円ほどが限度額となっています。
特にアメリカなど一部先進国では医療費が非常に高く、例えばアメリカで盲腸の手術をすると一千万かかるなどと言われています。
個人的に好きなアーティスト、水曜日のカンパネラのケンモチヒデフミさんはアメリカ、テキサスで骨折したら2000万円請求された事をtwitterにつぶやいていました。
また、交通事故に遭って集中治療室に入るなどすると治療費は一気に高額になるといわれており、渡航先とリスクによっては別途、一般の海外旅行保険に加入を検討する必要があると言えるでしょう。
ちなみに、万が一予定が変更になり、90日以上の旅行になる場合や、アメリカなど医療費が高い国を旅行する場合は疾病治療保険無制限の保険を格安で掛けることが出来る、グローブパートナー(フランスの日本人経営の保険代理店)やワールドノマド(英語のみ)を利用するようにしています。
プライオリティ・パス対応のラウンジを使おう
楽天プレミアムカードには空港のVIPラウンジを無料で利用出来るプライオリティ・パスがついています。
空港のVIPラウンジというと上級カード所持者やファーストクラスやビジネスクラス搭乗者、マイルをたくさん貯めた人など選ばれた人だけが使える場所。
そんなイメージがあるかもしれませんが、そんなことはないのです。
楽天プレミアムカードに入会するとプライオリティ・パス対応のVIPラウンジが無料で利用可能となります。
プライオリティ・パス対応のVIPラウンジは300以上の都市、100以上の国や地域で600ヵ所以上
僕はこの楽天プレミアムカードに入会して既に2年以上が経過しましたが、既に20近くのラウンジを利用してきました。
実際に使用した一部のラウンジを当ブログで紹介しています。
プライオリティ・パスで利用出来るVIPラウンジは場所によって設備が異なるものの
- ゆったりとしたソファー
- wifi
- 電源
- ドリンク(アルコール類含む)
- お食事(場所によってはビュッフェなど)
- シャワー
- 仮眠スペース
などが提供されています。もちろん、これら全てが無料で利用出来ます。
食事はおかしやサンドウィッチなど軽食の場所も多いですが、香港国際空港やシンガポール・チャンギ空港、広州白雲国際空港ではビュッフェ形式の本格的な食事を提供していました。
またほとんどのラウンジではアルコール類が充実しています。成田空港第一ターミナルのKALラウンジには生ビールサーバーがありますし、多くのラウンジにはウィスキー、ワインにウォッカなどが提供されています。
お酒好きな方には特におすすめです。
またロングフライトの前やトランジットでの長時間の待ち時間がある場合はシャワーがとても有難いです。これまでシンガポール・チャンギ空港やマニラアキノ空港などでシャワーを利用させてもらった経験がありますが、どちらもシャンプーやタオルといったアメニティも無料で貸し出していただけました。
最近はAir Asiaの拠点であるクアラルンプールの空港KLIA2にもシャワー付きのラウンジが設置されました。トランジット時にも利用でき、クアラルンプールを拠点に沢山の国を旅しているので、これだけでもありがたいですね。
空港内では物価の安い国でも食べ物屋飲み物が高くなっている場合も多いですし、LCCでは食事や飲み物が別料金なので、飛行機に乗る前に食事や飲み物が無料で利用出来るのは嬉しいですね。
プライオリティ・パスに加入するには楽天プレミアムカードがお得!
プライオリティ・パスのみの会員になるには年会費399USドルかかるのですが、プライオリティ・パスが無料で持つことが出来る楽天プレミアムカードの年会費は何故かたったの1万円です。
更に入会した場合最大15,000円分のポイントが付与されますので、初年度は実質5,000円分の楽天ポイントが貰えお得です。
海外でクレジットカードを使う際の注意点
VISAとMASTERは最低でも必ず1枚ずつ持つ
今までの旅行経験やインターネットでの情報から、クレジットカードはVISAとMASTERを最低限1枚ずつ用意した方が良いといえるでしょう。
何故ならこれら2つは世界中で対応している場所が凄く多いです。JCBやAMEXは使えない場所も多いので注意が必要です。
万が一どちかかのカードが使えなくなった時、もう1枚もっていれば安心です。
なお、僕はスリに遭った過去の経験から海外旅行に行く時には必ず、クレジットカードは3枚持っていっています。
メインカードはレートが良いMASTERがオススメ
VISAとMASTERでの実際の支払いをする場合、為替レートがMASTERのほうが良い事が多いそう(実際には日々変動する)で、メインで買い物をするカードはMASTERにするのがオススメです。
買い物は楽天プレミアムカード、海外キャッシングはセディナカードと、どちらもMASTERを使い、それぞれの予備として三井住友VISAカードを持っています。
実際のレートは下記のページから確認出来ます。
項目毎の上限金額を確認しておく
クレジットカードにはショピング枠と海外キャッシング枠が設定されています。
僕は以前旅行をした時に、この事について知らず、**ショッピング枠の100万円分キャシングも出来ると考えており、キャッシング枠が上限に達し(実際は15万円だった)、現金を下ろせず大変な思いをしたことが有ります。
海外旅行に行く前にかならず、上記2つの金額を確認しておきましょう。
クレジットカードの発行は余裕を持って
クレジットカードの発行には時間がかかります。多くは審査があり、審査を通過して発行となります。
Amazonのように今日注文して明日届くというわけでは有りませんので、海外旅行目当てでクレジットカードに加入する場合は余裕を持って申し込みしましょう。
また楽天プレミアムカードは申し込み完了後、プライオリティ・パスの申し込みを別途する必要があり、こちらにも日数がかかるので注意が必要です。
クレジットカードの発行は会社をやめる前に
僕は以前、旅をするの為にクレジットカードを作ろうとしたのが仕事を辞めたあとで痛い目に合いました。そう、クレジットカードを作る審査に通らなかったのです。
万が一作れたとしても上限金額が少なかったりします。
もし現在働いていて、仕事を辞めて長期旅行に出ようと考えている場合、早めにカードの申し込みをすることをオススメします。
ちなみに楽天カードは審査が緩いと言われていて、実際僕も離職後でもカードが作れたました。
むしろ、落ちたという話を聞いたことが有りません(笑)
カード番号と緊急時の連絡先を控えておく
僕はiPhoneと紙のメモ、それに番号の一部をクラウドサービスなどにメモして、盗まれた際や紛失した時などに備え、カード番号と緊急時の連絡先を控えています。
カードは必ず分散して複数枚持つ
実は過去にスリにあってクレジットカードを全てスられ旅を中断したことがあります。
スペイン、マドリードでスリにあったのでした。レアルマドリー対バルセロナの試合だったのですが、チケットをダフ屋から買うために多額の現金を下ろそうとしていました。
しかし、”項目毎の上限金額を確認しておく”の項目でも書いたように、キャッシング限度額の存在を把握していなかった僕は、いつも利用しているカードから現金が下ろせず、複数のカードから現金を下ろそうとしたため、普段は分けて収納していたカードを一つの財布にまとめていたのでした。
そんなタイミングの時にスリにあってしまい現金を下ろす手段を全て失いました。こういった場合、海外にカードを現地に送付するサービスもありますが、時間もかかりますし、場所によっては難しいこともあるでしょう。
また、ブラジルではスキミング被害に有ったこともあります。幸い金銭的な被害はありませんでしたが、クレジットカードが1枚使えなくなりました。詳しくは過去のエントリを参照下さい。
大事なことなのでもう一度、書きます。クレジットカードはトラブルを考え、必ず分散して複数枚持ち歩くようにしましょう。
おすすめカードまとめ
最後に無数にあるクレジットカードの中から海外旅行にお勧めのクレジットカードをまとめてみます。
充実の海外旅行保険とプライオリティパス付属でラウンジが利用出来る楽天プレミアムカード
- 年会費:10,000円
- 海外旅行保険:自動付帯
- 疾病治療:300万円
- 携行品:100万円
- プライオリティパスでラウンジの利用可能
年会費1万円かかりますが、充実の海外旅行保険とプライオリティ・パス付属している楽天プレミアムカードは僕のメインカードとなっています。
実際に他のカードと比較すると分かるのですが、楽天プレミアムカードの海外旅行保険はクレジットカード付帯の保険の中では
重要だと説明した疾病治療費用は200万円まで、携行品損害は合計100万円までと内容が非常に充実しています。
携行品損害はそもそも、ついているクレジットカード自体が少なく、その上100万円まで対応しているクレジットカードはかなり少ないです。
また自動付帯のため、何か事前に手続きする必要がありません。そのため、短期の海外旅行を何度もする人や出張が多い人にも大変利用しやすいものとなっています。また疾病治療費用はキャッシュレスに対応しており、僕が中国やフィリピンで病院に行った際には支払いは一切しませんでした。
年会費永年無料ながら最高クラスの海外旅行保険が付帯するエポスカード
- 年会費:無料
- 海外旅行保険:自動付帯
- 疾病治療:270万円
- 携行品:20万円
年会費無料でありながら海外旅行保険が自動付帯、疾病治療270万円ついたカードは他にはありません。海外旅行保険に年会費無料で入れるクレジットカードとしては最も良いもの**と言えます。
また審査もゆるく、発行が早いです。2015年に無職の僕でも加入出来ました。
インターネット上で海外キャッシング返済が完結する年会費無料のセディナカード
僕は海外キャッシング専用のカードとして2016年、わざわざこのセディナカードを契約しました。契約する際のポイントは為替レートが良いことが多いMASTERを選択することです。
セディナカードの特徴は他のカードには無い、インターネット上だけで海外キャッシングの返済が可能だというところです。海外キャッシング後、1−3日後にwebサイトでオンライン返済をしてしまえば、両替手数料を最小限におさえることが可能です。
セディナカードがあれば、もう現地でオトクなレートを求めて両替屋をまわる必要もありません。大変便利なカードです。
三井住友VISAクラシックAカード
- 年会費:初年度無料、条件付きで翌年以降も無料
- 海外旅行保険:自動付帯
- 疾病治療:100万円
- 携行品:20万円
年会費無料で利用出来る(簡単にクリアできる条件付き)クレジットカードの中では自動付帯でありながら疾病治療100万円がついたバランスの良いクレジットカードです。
この旅行が始まり楽天プレミアムカードに加入する前まではメインカードとして利用していました。
楽天カード
- 年会費:無料
- 海外旅行保険:利用付帯(日本国内での利用が必要なため海外旅行保険延長には使えない)
- 疾病治療:200万円
- 携行品:20万円
年会費無料ながら疾病治療が200万円が魅力的な楽天カード。ラウンジは使わない、年会費を節約しつつ無料で海外旅行保険に加入するには最適なカードです。
ただし、利用付帯で国内での公共交通機関の決済を楽天カードでする必要があります。
まとめ
かなり長くなりました。最後までお読み頂きましてありがとうございます。
最後に今まで紹介してきた結果、実際に僕が厳選して使っているカードを紹介します。楽天プレミアムカード(Master)を買い物などをメインに利用。
三井住友VISAクラシックAカードを唯一のVISAカードとしてサブにして持ち歩いています。
海外旅行保険の補償金額を増やすためにエポスカードを契約して、実際に海外には持っていきませんが、日本の自宅に保管してあります。
年会費の支払いは楽天プレミアムカードのみで10,800円です。
プライオリティ・パス対応のラウンジが使え、海外旅行保険は自動付帯の物が3枚合算で疾病治療は670万円、障害治療は600万円、携行品は70万円までとなっていて非常に充実しています。
カード名 | 疾病治療 | 障害治療 | 携行品 |
---|---|---|---|
楽天プレミアムカード | 300万円 | 300万円 | 30万円 |
エポスカード | 270万円 | 200万円 | 20万円 |
三井住友VISAクラシックAカード | 100万円 | 100万円 | 20万円 |
合計 | 670万円 | 600万円 | 70万円 |
また90日が経過した場合はリクルートカードとセディナカードの2枚の利用付帯のカードを公共交通機関の利用などにより保険を開始します。セディナカードとリクルートカードの2枚のクレジットカードを合算すると疾病治療200万円、障害治療200万円、携行品20万円となります。
カード名 | 疾病治療 | 障害治療 | 携行品 |
---|---|---|---|
セディナカード | 100万円 | 100万円 | 無し |
リクルートカード | 100万円 | 100万円 | 20万円 |
合計 | 200万円 | 200万円 | 20万円 |
近年海外旅行は、時期を選べばヨーロッパやアメリカまで往復4万円程度で航空券を買うことが出来、非常に安くなっています。そのため従来の一筆書きの世界一周を辞め、僕はクレジットカードの海外旅行保険の対象となる、90日以内で1度日本に帰国しています。
もはや、世界一周などで1−2年の長期で海外を回るのは、従来の海外旅行保険料が値上がりしていることもあり、損とも言えるでしょう。
GO TRAVELIFEではこれからも海外旅行に使えるクレジットカード情報を随時更新していく予定です。
コメント
実際にクレジットカードの保険を使う際の流れを教えていただきたいです。
他にも、エポスカードを家に置いていると書いてありますが、カードの提示などは必要ないのでしょうか?
また、複数のカードの保険を適用するときの申請の仕方と言うのでしょうか、使い方を教えいただきたいと思っております。
Yutaro Kamimuraさん
こんにちは。
> エポスカードを家に置いていると書いてありますが、カードの提示などは必要ないのでしょうか?
実際にクレジットカードの保険をつかう時の流れですが、
1.体調が悪くなる
2.カード会社から送られてくる保険窓口に電話をする(この際にカード番号は伝える必要がある)
3.その電話で行く病院を決定、保険会社が予約をしてくれる
4.UBERなどで病院に向かう
5.受付に行き、自分の名前を告げる、キャッシュレスで対応
6.帰国後、交通費を申請
が基本的な流れになります。
今までの僕の経験からするとカードの提示を求められたことはありません。ただし番号は「2」で必要になります。
利用付帯カード利用時や病気が重い場合はまた違ってくるので、別途エントリーにしてまとめてみたいと思います。
>また、複数のカードの保険を適用するときの申請の仕方と言うのでしょうか、使い方を教えいただきたいと思っております。
個人的に複数カードを利用するほど高額な請求をしたことが無いので実際のところはわかりません。すみませんが、僕もこの件に関しては知識でしかないという状況です。
複数のカード会社の窓口に連絡それぞれ対応してもらうことになると思うのですが。。。