海外旅行に行くけど、カバンが無い。新しい物を買いたい。
でも、たくさんのルールがあって長く使うにはどれを選んだらいいのかわからない。

こちらのページではLCCの重さ、大きさなどのルールに則って使える、機内持ち込みに最適なカバン、バックパックを紹介しています。

おすすめはGREGORY COMPASS 40

私のおすすめはGREGORY COMPASS 40です。

  • 機内持ち込みギリギリの大きさ。
  • 軽量(950g)
  • 背追っている時に後ろから開けられず高セキュリティ。
  • 荷物の出し入れ、整理がしやすい。
  • PCスリーブあり
  • 10年以上使っても平気

私は2014年ぐらいから使っていましてなんと、10年以上使えています。以下おすすめする理由を紹介していきます。

機内持ち込み手荷物にこだわる3つの理由

  • LCCでは預け入れ荷物は有料サービス
  • ロストバゲージを避ける
  • 少ない荷物のほうが旅は快適

LCCでは預け入れ荷物は有料サービス

多くのLCCでは機内手荷物手荷物が無料で利用できるのに対して、預け入れ荷物は有料サービスとなっています。

せっかくセールで安い航空券を入手しても荷物代(だいたい国内線で片道3000円、国際線で5000円以上が多い)がかかってしまうと、台無しです。

また、航空券購入時に預け荷物サービスを購入しておけばよいですが、いざ空港のチェックインカウンターで重量オーバーになり、預け荷物を追加するとその料金は更に高額になるので注意したいところです。

ロストバゲージを避ける

また個人的には過去にロストバゲージの経験があったり、親類に預けたスーツケースを壊された経験者が多いというのも機内持ち込み荷物に拘る理由です。

ちなみに稀ですがアメリカのsprit airのように機内手荷物も別料金の航空会社もあるんだとか。

少ない荷物のほうが旅は快適

今までたくさん旅をしてきて当たり前ですが、荷物が少ないほうが旅は快適です。
重たい荷物を持っていると旅先での移動が本当に億劫になりますし、個人的には持ち物が多いと忘れ物も増えます(苦笑)

行き先がよほどの田舎ではない限り、衣類や生活に必要なものは、万が一足りなくなっても現地で購入することができることを忘れないでください。

  • WHAT’S IN MY BACKPACKでは実際に持ち歩いている旅の持ち物を紹介していますので参考にしてみてください。

LCC各社のルールを再確認

日本のLCC、バニラエア

日本のLCC、バニラエア

各航空会社の手荷物に関するルールを確認しましょう。

2025年3月現在で日本に就航している主なLCC

航空会社 手荷物
個数
サイズ制限
(縦×横×高さ cm)
重量
制限
AirAsia 2個 56×36×23 合計7kg
Spring Japan 2個 56×36×23 合計7kg
Jetstar Japan 2個 56×36×23 合計7kg
Cebu Pacific Air 2個 56×36×23 合計7kg
VietJet Air 2個 56×36×23 合計7kg
HK Express 2個 56×36×23 合計7kg
Malindo Air 2個 56×36×23 合計7kg
Air Seoul 1個 55×40×20 10kg
Air Busan 1個 55×40×20 10kg
Jin Air 1個 55×40×20 10kg
Tigerair Taiwan 1個 55×40×20 10kg
Jeju Air 1個 55×40×20 10kg
T’way Air 1個 55×40×20 10kg
Scoot 2個 54×38×23 合計10kg
NokScoot 1個 54×38×23 7kg
AIRDO 1個 55×40×25 10kg
Skymark Airlines 1個 55×40×25 10kg
StarFlyer 1個 55×40×25 10kg
Solaseed Air 1個 55×40×25 10kg
Peach Aviation 2個 50×40×25 合計7kg
ZIPAIR 2個 ①50×40×25
②35×45×25
合計7kg
Eastar Jet 1個 50×35×30 7kg
Thai Lion Air 1個 40×30×20 7kg

手荷物の個数:2個の場合、手荷物1個と、ハンドバッグやカメラなどの身の回り品1個の、計2個までの持ち込みが可能です。

サイズ制限:単位はcmで上記数字以内が規定サイズとなっています。

重量制限:日本発着の多くのLCCでは、機内持ち込み手荷物の合計重量が7kg以内と定められていますが、10kg以内とする航空会社もあります。

このように全てのLCCに対応しようと思うと、大きさは56x36x23(cm)、7kg以内程度にまとめておくのが好ましいと思われます。

その他有名LCC

会社 大きさ 重量 その他
RYAN AIR 40×20×25合計115(cm) なし オプション
easyjet 56x45x25(cm) なし なし
Eurowings 56x40x23(cm) 8kg あり

元祖LCCとも言えるヨーロッパで有名なRYAN AIRは2018年頃にルールが変更となり無料の手荷物サイズが小さくなりました。従来の55x40x20cm10kgまでの機内持ち込み荷物は別料金のオプションとなりました。日本からヨーロッパに旅行に行く人はそれなりに荷物があるでしょうし、最低でもこのオプションを利用することになるでしょう。

2013年から200本近くのフライトを経験して分かった実際のところ

チェックイン

チェックイン

この数年、日本の国内線から、アジア、ヨーロッパ、北米、南米などの様々な便で旅してきました。

その経験を振り返ると荷物の重さを実際に測らられるかどうかは、持っているカバンのパッと見の大きさ、お国柄、係員によるところが大きいと感じています。

実際に測られるケースはカバンの見た目が大きかったり、重そうに見えたりする時で、アジア圏は比較的ゆるい傾向にあります。問題は日本の空港で、一番ちゃんと計測する割合が高いように感じます。

私の経験では成田空港での検査、特にJETSTARとベトジェットエアは厳しくチェックしていると感じます。重量超過で支払いを命じられました経験があります(苦笑)

カバンのサイズとカバン自体の軽さが重要

このような事情を考慮すると機内持ち込みに使えるカバンは大きさと軽さが重要になります。具体的に行くと重たいカバンは日本での検査が厳しいためほとんどが使い物にならないということです。

あなたが旅に何を持っていくかわかりませんが、個人的に荷物の重さを減らすにはカバンと衣類がとても大きなウェイトを占めていると思います。

旅行カバンは重量を削減できるポイント

もし、あなたが旅行に使っているカバンがあるのなら重さを測ってみてください。

スーツケースなら余裕で2-3kgほどあると思います。また40Lクラスのバックパックなら1.5kgくらいはあるのではないでしょうか。

私がおすすめしているGREGORY COMPASS 40は950gで1kgを切ります。

バックを買い替えるのは、荷物を軽くする上で重量を削減できるポイントだと思います。

そこで2025年の最新のルールに則た軽さとサイズを重視したLCC向けのカバンを紹介します。

おすすめカバン一覧

ここからは実際にLCCの手荷物サイズに対応したオススメのカバンを紹介していきます。重さ、サイズ、デザイン、使い勝手、パソコンのスリーブの有無、セキュリティ面などを選ぶポイントとして上げています。

重さに関しては上で触れてきました。軽いに越したことはありませんが、ペラペラ過ぎても耐久性に疑問が残ります。GO TRAVELIFEではただ安いものよりも、作りがしっかりしている物を紹介しています。

使い勝手に関してはバックパックのタイプ、ポケットの数、配置などです。ジップタイプは開きやすく使い勝手が良いですが、海外にはスリも沢山います。

例えば、スペインで僕はバックパックのポケットを何度も開けられたことがありますし、ベトナムでバックを開けられiPhoneを盗まれた友人もいます。

パソコンやタブレットを持ち歩く人は専用スリーブの有無も個人的には大きなポイントです。

パソコン専用スリーブがあればカバンの中で安定して運ぶことが出来ますし、安心感があります。空港では保安検査の際にカバンからパソコンを出すことが求められさっと取り出すことが出来ます。

以前は沢山のカバンを紹介していましたが、2025年はわずかXもでる5モデルだけです。

GREGORY / COMPASS 40

まず重さが950gと1kgを切り、紹介しているモデルの中でも軽量です。

メインのコンパートメントはUの字にジップが通っており、大きく開きとても使いやすいです。

PC専用のスリーブを備えているので、空港での保安検査やちょっと仕事をしたいときにもサッとパソコンを出すことが出来ます。

特徴はメインコンパートメントを始めポケットはすべてジップで背中側にあることで、スリ対策抜群です。

バックパックのロールスロイスとも言われるGREGORYのものだけあり、背面パッド、ストラップともにしっかりとした背負い心地です。

シンプルなデザインでサイドのストラップを使ってコンプレッションすればかなりコンパクトになり都会でも使うことが可能です。

サイドにペットボトルを入れるポケットがつき生地がパリッとしたものに変更になり、多少は自立するようになり使い勝手が向上しています。

こんな比較記事を書いてしまうほどバックパック好きな私がもう10年ほど利用しているのがこちらのGREGORYのCOMPASS 40です。私のモデルはモデルチェンジされる前のものですが、今でも全然使えています。

また当サイト経由でamazonで売れ続けている商品がこちらのGREGORY / COMPASS 40です。そして旅仲間でも愛用者が多いです。

個人的には機内持ち込みで旅したいすべての人にオススメしたいバックパックです。

  • 容量:40L
  • サイズ:55×32×25(cm)
  • 重さ:950g

Osprey / farpoint 40

Osprey farpoint 40は海外のトラベラーに人気のあるバックパックです。空港や有名観光地で使っている人をよく見かけます。

機内持ち込みアドベンチャー旅行のための開発されたバックパックで、本格登山向けのような高い背負い心地を実現しています。

旅行用だけあり、ジップタイプでメインコンパートメントが大きく開き、ロックが出来るタイプのチャックを採用しています。

パソコンやタブレットを収納するコンパートメントは通常背面側に備えられているモデルが多いですが、こちらは前面にコンパートメントがあります。

重量は少し重いのですが、しっかりとした背面パネルとウエストベルトで安定した背負心地なのが特徴。

実は女性の友人にバックの相談をされて、私の一押しのコンパスをオススメしたのですが、ショルダーストラップだけだと7kgも背負うのは重たいとのことでこちらをオススメしたところ、満足していました。
しかし、正直重たいのでどうしてもウエストベルトがほしい、背負って沢山歩く人にのみおすすめです。

  • 容量:42L
  • サイズ:54×35×23(cm)
  • 重さ:1.44kg

Cabin Zero / Classic 44L – Ultra light Cabin Bag

Cabin Zero Classic 44L

2025年3月現在amazonでの最安価格は8,580円です。上記で紹介してきたバッグと比較してかなり安いです。

次に重量ですがなんと僅か760g。機内持ち込みのカバンとして最大級のサイズでありながら760gという本体重量は特筆すべきものだと思います。

カラーバリエーションが豊富なのもうれしいところです。黒、白、ワインレッド、ピンク、レモン色、水色、赤、オレンジ、ネイビー、山吹色、グレー、紫、青、迷彩の14色。今回紹介したバックで4色以上の展開があるのはこのバックパックだけです。

ポケットも外側に一箇所、メインは大きく開き、ジップには鍵をすることが可能で内側にはメッシュのジップ付きの小分けスペースとクッションこそありませんが、PCを入れるスリーブも搭載で機能的に不満も殆ど見当たりません。

また地味な機能ですが、サイドにコンプレッションストラップが付いているので荷物が少ない時は圧縮して小さくすることが可能なのも嬉しいポイントですね。

一方で画像を見ると、生地が安っぽそうなんですが、CABIN ZEROはイギリス発のバッグブランドで英国大使館も日本国内向けに推薦する確かな品質と使いやすさが売りとのこと、そしてなんと10年のメーカー保証が付いています。

  • 容量:44L
  • サイズ: 55x40x20(cm)
  • 重量:0.76kg

上級者向け30L台のバックパック

旅慣れて道具も軽量でミニマリストです。もう40Lも荷物はない。旅先が東南アジアで冬の重衣料など持っていかない。

という方私の周りにも何人かいらっしゃいますし、実は私も大半の旅行を30L台のバックパックで行くようになりました。

30Lクラスなら旅の移動だけでなく、日常的な利用や旅先での行動でも使えなくはないというサイズ感になり、いわゆるワンバックトラベルに向いています。

私は40Lクラスのバックパックを使うときは、サブバックパックを持っていき旅先ではサブバックパックで行動するなんていうスタイルですが、30L級の場合はサブバックなしです。

こんなふうに少しずつ荷物を切り詰めたい上級者向けが30L級だと思います。

そんな方向けの30L級のバックパックを紹介します。

GREGORY COMPASS 30

GREGORY COMPASS 40の40は40Lの意味だと思われますが、実際に物を詰めると結構入ります。

私もそうなのですが、ガジェットが多い方は10kg以上余裕で詰め込めてしまう人もいるのではないでしょうか。

機能はほぼ同じながらサイズダウンした30L(700g)は40L(950g)より250gも軽量です。

ミニマリストにオススメしたいバックパックです。これで世界一周できたら上級者だと思います(笑)

  • 容量:30L
  • サイズ: 51 x 34 x 20 (cm)
  • 重さ:700g

ULA Equipment Dragonfly

ULA Equipmentは知る人ぞ知るウルトラライトハイキングというジャンルのロングトレイル用のバックパックなどを作るアメリカのブランド。
そんなULAが作る旅行用バックパックがDragon fly。

主な生地にULTRA 400TXと呼ばれる2層ラミネート生地で耐水性・耐摩耗性・対引裂性・耐紫外線性に優れた超高耐久かつ軽量な生地を使用して作られています。

ハイキング用バックパックでよく用いられる左右、正面に配置されたストレッチポケット、U字に開くメインコンパートメント、PC専用コンパートメントに取り外し可能なウエストベルトもあり。

ハイキング、旅行と様々なシーンで使いやすいデザインとなっています。

海外で大人気で少し前まで本国の公式サイトでも再販→即完売という状態が続いていましたが最近は落ち着いている模様。

高級素材を使っている上、MADE IN USAで円安の昨今日本での販売価格は60,000円近く。(汗

個人的に憧れのバックパックですが、高すぎます。。。

  • 容量:30L
  • サイズ: 49.5 x 30.5 x 17.8 (cm)
  • 重さ:747g

2kg以下のキャリーケースありました

ここまで紹介してきたとおり、重さが重要になったLCCの機内持ち込み手荷物事情。

正直私はオススメしないのですが、転がして使えるキャリーケースが良いという方は過去の記事を御覧ください。

【2019年最新版】LCCなどの機内持込み手荷物に最適なバッグまとめ

それでも機内持ち込みにこだわるあなたへ

さて僕はこのように軽いカバンを選んでも旅先で買い物をしたりして重量制限を超えてしまうことがよくあります。それでもなんとか追加料金を払わないように色々と試してきました。

失敗すると割高な追加料金になりますので自己責任でどうぞ。

お土産袋の利用

一番の有効な手段はお土産袋の利用です。

機内持ち込みのメインの荷物は重さを測られるのですが、おみやげ袋はあまり測られません。デジタルガジェットなど重たいものを下に上にポテトチップスなどの袋を置いてこのあとすぐ食べます等と言って誤魔化しましょう。

小銭やモバイルバッテリーなど細かく重たいものはポケットに

重たくてポケットに入るものはポケットに入れましょう。あらかじめ自分の荷物の中で何が重いのか知っておくことが大事です。

カバンの重さとしてはカウントされません。個人的には大きなポケットがついたデザインのパンツを選ぶようにしています。

私の荷物の中では小さくて重いモバイルバッテリーやケーブル類などの細かくて重たいものはまとめてポートごとポケットに入れたりしています。

ただし、保安検査の際には全て出すことになります。。。

一眼レフカメラは首から下げる。

重たい一眼レフカメラを持って行く場合は首から下げましょう。愛用しているカメラα7IIはレンズも合わせると重さが800gほどになります。

重たい衣類、ポケットが多い衣類は着てしまう

僕はLCCに乗るときは重たい衣類を身に着けます。例えばデニムは生地が固く重たいです。搭乗手続きの際にあなたがデニムで旅行に行くなら登場手続きの際には履くべきです。

このようにしてカバンから物を出し身につけてしまうことで、持ち物の重さとしてカウントされなくなるのです。

またジャケットなどを着ればポケットが増えますよね。

薄手のカバンをジャケットの下に忍ばせる

また薄手のカバンをジャケットの中に忍ばせて背中側に隠します。その中に重たいPCやタブレットを入れたりしています。

まとめ、持ち物はシンプルに出来るだけ少なく。

2025年の最新のLCC事情を考慮し紹介するバックをより厳選しました。私自身も2017年からGREGORY COMPASS 40を愛用しています。

荷物が少なく軽いほうが動きやすく、旅はきっと楽しくなると思います。

機内持ち込みのカバンだけで旅するため

実際に僕が機内持込みのカバンだけで旅している時に持っていっているモノを紹介。

重たいメインバッグはホテルに置いて、旅先で使える超軽量折りたたみバッグの紹介

海外旅行保険で万が一の病気や盗難などに備えましょう。おすすめはクレジットカード付帯の海外旅行保険。年会費無料のクレジットカードでも持っているだけで自動的に海外旅行保険に無料で加入出来るんです。