サンパウロ到着2日目、朝、目が覚めると、
偶然にも同じ宿に宿泊していた日本人のKさんから何とも嬉しい話を聞きます。
今日サンパウロでブラジル代表とセルビア代表が練習試合するらしいで
え!?
ブラジル代表!?
しかも開幕直前だからベストメンバー揃えてくるって話しよ
スタジアムはここの宿からバスで一本で行けるみたい
何ですかこの条件の整い具合は。
今回のブラジルワールドカップ観戦を目指している人なら誰もが知っていることなのですが、
セレソン(ブラジル代表のこと)の試合が圧倒的な一番人気でチケットが入手困難です。
例に漏れず僕もセレソンの試合を見たいのですが、チケットが手に入れられません。
これはセレソンを見る又とないチャンスです。
僕はなんてツいているのでしょう。
外は生憎の雨模様ですが、そんなことはこの際どうでもいい。
むしろ雨ならチケットが手に入る可能性が上がるんじゃないかと
好都合なようにすら思えました。
カッパを手に入れる
ますは準備。雨が降っていたのでカッパが欲しかったのですが、
あいにく荷物の殆どは空港に預けてしまいました。
まさかセレソンの試合があるなんて夢にも思わなかったため、
セレソンのシャツも空港のロッカーでした。失敗です。
とりあえずカッパを手に入れることに。
宿のスタッフに聞くと、カッパは地下鉄の駅前の売店売ってるとのこと。
実際に聞いてみると、驚くことにカッパと言って通じます笑
この時2レアル(約90円)で購入したのですが、
後でスタジアムに近づくと5レアル〜で沢山売られてました。
カッパカッパと叫ぶ売り子が沢山います。
ワールドカップにも彼らはやってくると思われるので
スタジアムでの雨具の心配は要らないかもしれません。
モルンビースタジアムへ
試合が行われるのはモルンビースタジアム正式名称Estádio do Morumbi。
今回のワールドカップでこそ使用されませんが、
最大収容人数7万人とブラジルではマラカナンに継ぐ規模のスタジアムで
あの大空翼も所属していた笑サンパウロFCの本拠地です。
モルンビースタジアムへのアクセス方法
モルンビースタジアムへはバスかタクシーしか交通機関がありません。
たまたま地下鉄Faria Lima(ファリアリマ)駅の近くに宿を取って行ったので
偶然にもバスで一本で行くことが出来ました。
その他の場所から行かれる場合も地下鉄Faria Limaからがオススメです。
バスは775F-10です。
渋滞していたため1時間以上を要しました。
バスの中は既に黄色いユニの人で一杯でした。
モルンビースタジアムにて
こちらがモルンビースタジアムです。
オフィシャルから販売されるチケットは当然のようにsoldout。
仕方がないのでダフ屋を探します。
ダフ屋は警察を警戒している様子で、あまり大々的にチケットを売っていません。
僕らは何も用意してなかったのと
チケットという言葉すら知らないため最初は苦労しました。
手を四角にしてチケット!チケット!とアピールすると何とか通じましたが、
デッカい紙に書いてアピールした方が効果的だったでしょう。
チケットはゴール裏で50-100レアルが定価でした。
(50レアルは学生料金だとか!?)
ダフ屋の相場は250-300レアル、試合が始まるまで粘って
なんとか200レアル(約9000円)で購入しました。
この辺は色々なダフ屋に話を聞き
ダフ屋の在庫状況と試合開始とのバランスを見るのがコツかと思います。
また偽チケットも出回っているようなので注意が必要です。
僕らはたまたま居合わせた
現地在住の日本人にチケットの本物を見せてもらいました。
(ちなみに彼は一週間前にスタジアムでチケットを購入したそう)
更にスタジアムの入り口まで一緒に来てもらい入口の門が空いたタイミングで初めてお金を払うという選択を取りました。
彼らからしたら警察に見つかるリスクがあったためよくやってくれたなとも思います。
200レアルは上客だったんでしょうか。。。
いざスタジアムの中へ
そんなこんなで苦労してスタジアムに入ると中は超満員。
既に試合は始まってしまっていました。
人混みをくぐり抜け苦労して見やすい場所に移動しました。
スリには要注意です。
スタジアムの雰囲気はバッチリ、しかし試合内容が、、、
黄色いユニフォームで埋め尽くされたスタジアムは良い雰囲気です。
BRAZIL! BRAZIL!とコールも起こります。
このスタジアムにいたブラジル人に限った話ではありませんが、
ブラジル人はノリが良くて笑顔の人が多いです。
ここでも現地サポと仲良くなりました!
しかし、肝心の試合内容がイマイチでした。
セレソンはミスを連発、スタンドからは容赦ないブーイングです。
これが本場のサッカーです。もちろんネイマールにだって。
余りに試合が停滞したため、スタンドからは
ルイスファビアーノコールが起こります。
ルイスファビアーノは今回代表に呼ばれてはいませんがサンパウロの選手です。
地元の選手はやっぱり愛されるですね。
結局試合はロングパスからフレッジが巧みにボールを胸トラップしてゴール。
1-0でブラジルの勝利です。
終始低調な内容でも勝利する辺りはやはりセレソンです。
試合終了時には拍手とブーイングが半々という雰囲気でした。
帰路
帰りは少し人がはけてきてから再度写真撮影して帰りました。
同じバスで帰りましたが、意外にも行きよりも断然空いていました。
みんな何処へ消えて行ったんでしょうかね。
治安事情
スタジアム周辺には警察が沢山いました。
凶悪犯罪は起こりくいと思われますが、スリなどには当然警戒が必要です。
一方で僕は毎回バッグにしまっていましたが、一眼レフで写真も撮りました。