世界一周旅行者や長期海外旅行にとってなくてはならないものが、クレジットカードです。 個人的には海外旅行において、クレジットカードの重要度はパスポートの次にくるものだと考えています。

INDEX

海外旅行を初めて15年超えの私が現在利用している4+2枚のカードを紹介

私が利用しているクレジットカード4枚

2009年に初めて海外バックパッカーを始めて、もう15年、特にこの10年は50%くらい海外旅行というか海外で過ごしていて、本当にクレジットカードに頼っています。

2024年に海外旅行で便利なクレジットカードの事情が大きく変わりましたので改めてこちらの記事にまとめました。

クレジットカードはなぜ必要!?

現地で物を買う

海外で物を買うとき、クレジットカードで決済が可能ならばクレジットカード決済を使いましょう。

両替して現金で買うよりもポイントなどが貯まりますし、買い物は両替レートも良く、一番お得でした。。。

2025年、海外での買い物時の手数料が各社値上がりしました。

しかし、現金を両替やキャッシングなどをして入手して使う手間などを考えたり、多額の現金を持ち歩くリスクを考えると、それなりに信頼の置ける大手レストランやスーパーなどでの買い物はクレジットカードの支払が安心です。

私はここでは紹介していませんが、楽天カードを利用していたのですが、楽天プレミアムカードをメインの支払いカードにしています。理由としては決済手数料は安くないのですが、1%の楽天ポイントが貯まるからです。

他社のクレジットカードのポイントより使い勝手が良いと感じています。

現地通貨を入手する

オーストラリア、バイロンベイの移動型ATM

海外旅行時、特にクレジットカードの支払が広まっていない、非先進国では現地通貨が必要です。現地通貨を入手する方法は大きく分けて

  • 現金を持参して両替する
  • 現地のATMで国際キャッシュカードでおろす
  • クレジットカードでキャッシングする

の3択です。

特に、世界一周や長期旅行の場合はスリ対策など、セキュリティの観点から現金を沢山持って旅行したくないのではないでしょうか。

その場合、現金を入手するためには、海外対応の銀行のキャッシングカードよりもクレジットカードのキャッシングの方がレートが良く、クレジットカードの利用はほぼ必須になってきます。

実際にクレジットカードのキャッシングと国際キャッシュカードのレートを比較した記事

私は海外キャッシングにはセディナカード(Master)を利用しています。

私がセディナカードを使う理由は多くの他のクレジットカードと違い、繰越返済が可能な点です。

海外キャッシングはその名の通りキャッシング(借金)ですので、返済日までの利息が手数料としてカード会社から請求されます。つまり繰越して早く返済してしまえば、カード会社から請求されるの手数料が安くなるのです。

以前まではキャッシングにも楽天カードを利用していたのですが、楽天カードの場合は、繰越返済するのに、

  1. 海外のATMで現金をキャッシングする
  2. 利用歴が楽天カードに連絡されるまで3,4日ほど待つ
  3. わざわざSkypeをつかい国際電話をして、振込金額と振込先を確認
  4. わざわざインターネットバンキングから振込先と金額を入力して振込をする

必要が有りました。

セディナカードではこの繰越返済をオンラインだけですぐに完結することが出来るのです。具体的には

  1. 海外のATMで現金をキャッシングする
  2. 利用歴がセディナカードのマイページに表示されるまで1-3日ほど待つ
  3. セディナカードの支払いページから繰越返済を行う、一度、振込する銀行口座を登録すれば数クリックで完結

と非常に簡略化することが可能です。

海外旅行保険にお得に加入する

クレジットカードには持っているだけで海外旅行保険に加入することが出来る大変オトクな機能があります。

海外旅行のために持つべきカードは、この海外旅行保険の充実度具合で決めるべきと言っても過言ではありません。

詳しくはこの記事の下部、海外旅行保険の項目でまとめています。

空港ラウンジを利用する

空港ラウンジをご存知ですか?

空港にはファーストクラスやビジネスクラス搭乗者や、マイルをたくさん貯めた人だけが利用できるVIPラウンジと呼ばれる場所があります。

実は特定のクレジットカードを持っているだけで利用可能になるラウンジがあるんです。

詳しくはこの記事の下部、空港ラウンジの項目でまとめています。

###航空券を買う

海外旅行に安く行こうと思ったら航空券の購入は基本インターネットでの購入となり、その際の支払い方法はクレジットカードが一般的です。

また中長期の旅では旅先から次の旅先への航空券を買ったりしますが、今まで利用したことがない、航空会社のサイトからだと決済が通らなかったりします。

私は南米コロンビアの航空会社アビアンカ航空で特に何枚もクレジットカードを試した経験があります。

クレジットカードは複数持つことをオススメしています。

マイルを貯める

クレジットカードにはマイルを貯めることが出来てお得なカードというのが存在します。しかし私はクレジットカードでマイルを貯めていません。

そもそも、マイルを一生懸命貯めていません。(クレジットカードではない形で一応貯めています。)なぜなら、マイルを貯めるよりもLCCに乗ったほうが安い場合が多いだからです。

2025年現在、LCCはどんどん広がっています。そしてLCCはマイルが一切貯まりません。

しかし、あなたがナショナルキャリアに沢山乗るというのであれば、マイルが貯まるクレジットカードを比較検討するべきです。貯めたほうがオトクなのは間違いないのですから。

海外旅行保険付帯のクレジットカードとは

フィリピンでお世話になった病室(VIP個室)

フィリピンでお世話になった病室(VIP個室)

海外旅行をする上で必ず加入しておきたいのが万が一の時のための海外旅行保険です。
海外旅行歴も15年を超え、自慢ではありませんが、私は海外旅行保険でもう10回以上病院のお世話になっています。

しかし医療費も保険代も、もっと言えば病院までのタクシー代も払ったことがありません。

そうクレジットカード付帯の海外旅行保険を利用しているからです。実はクレジットカードには海外旅行保険付帯のものがあるのです。

一般的に海外旅行に行く際、空港で海外旅行保険をかけると1週間の旅行でも5,000円から10,000円ほどかかるのではないでしょうか?

しかし、もし海外旅行保険付帯のクレジットカードを持っていればそれらに加入する必要がなくなるかもしれません。

クレジットカード付帯の海外旅行保険で保証してもらえる内容

ここからはクレジットカード付帯の海外旅行保険についてくる一般的な保険項目を紹介します。

傷害死亡・後遺障害

被保険者が事故などにより、死亡したり、後遺症が残った場合に支払われる保険です。海外旅行に行く際には、家族などに保険内容をコピーして渡しておくと、万が一の時、家族が保険金を受け取れるかもしれません。

  • 傷害死亡 : 旅行中に死亡した場合、傷害死亡・後遺障害保険金額が支払われます。
  • 後遺障害 : 旅行中に起きた事故によって受けたケガが原因となり、事故の起きた日からその日を含めて180日以内に身体に障害が生じた場合に障害の程度に応じて支払われます。

傷害死亡・後遺障害は一見、重要そう見えますが、個人的にはあまり重要視していません。何故ならこの保険を利用する機会は少ないと思われますし、自分が死んだ後の事まで正直、気にしていられません。

疾病治療費用

ケガや病気で病院などで治療を受けた場合、治療費・入院費等、実際に支出した金額で、保険会社が妥当と認定した金額が支払われます。

疾病治療費用は私は何度か利用しているのですが、例えば単純な風邪を引いたときでも無料で病院で診てもらい処方箋をもらうことが出来ます。

ちなみに私は世界一周の旅をスタートさせた直後、中国を旅行中、現地でなんと精巣腫瘍(癌)が発覚しました。

それは長い期間かけて準備をしてきた世界一周の旅をスタートさせて、わずか5日目の出来事でした。私は当然大変なショックを受けましたが、今振り返ってみれば中国で発覚して大変ラッキーでした。

何故なら現地での診察代はもちろん、帰国後の半年間まで治療費が保険から賄われたのです。ちなみに中国では通訳さんが来てVIP患者として個室に入院していました。

中国での費用の精算はキャッシュレスサービスだったので正確な金額は分かりませんが、帰国してからの治療費など合わせると合計金額は100万円以上になると思われます。

もし日本で発覚していたらそれらは全て自分で支払うことになっていたことでしょう。今頃旅行も出来ていなかったかもしれません。正に不幸中の幸いな出来事でした。

病院に行く理由が風邪だったりちょっとした体調不良であればそんなに金額は必要ありませんし、私のように海外で癌が発覚するケースはそうそう無いと思われますが、例えば盲腸になったり交通事故に合ったりまたは、病院に行くのが先進国だと病院の請求金額は一気に跳ね上がります。

賠償責任

誤って人にケガをさせたり、他人の物に損害を与えたりして、法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害に対して保険金が支払われます。

私はメキシコの宿泊施設でビール瓶を落として床のタイルを割ってしまい、$30ほど請求されましたが、保険を請求することによりこちらの費用を負担していただきました。(実際には自分で一度立て替え後日申請する必要があります。)

もっとも、賠償責任を負わされることはなかなかないのではないでしょうか。

携行品損害

被保険者が所有する、携行品(カメラ、宝石、衣類、航空券、旅券、運転免許証など)の所持品が盗難・破損・火災など偶然な事故に遭い、損害が生じた場合、保険金が支払われます。

私はブラジル、リオデジャネイロの人混みでiPhone5をスられた苦い経験があるのですが、保険で購入金額の90%ほどが保証され帰ってきました。

盗まれた場合だけでなく、落としたりして破損した場合も補償してもらえます。例えばスマートフォンやカメラレンズを落として破損して補償してもらったことがあります。

携行品損害は非常に有効な保険でこの金額がいくらかはよく確認しておくべきでしょう。大抵は数十万円が限度額で1商品につき10万円までが保証の対象となります。

海外旅行保険の項目で注目するべきポイント

重要な項目だと考えられるのが疾病治療費用携行品損害です。

というのも海外旅行保険で利用する事があるのはこの2つのケースが圧倒的に多いからです。実際にクレジットカードの付帯ではない一般的な海外旅行保険に加入する際はこの2つにどれくらいの保証を掛けるかで大きく保険金が変わってきます。

また海外旅行保険対応のクレジットカードを複数持っておけば、例えば病気になった際に疾病治療費用などは

  • カードA:200万円まで
  • カードB:100万円まで

となっていた場合、合算され300万円までの疾病治療費用が支払われるとのことです。

実際に私は、このケースの支払いを受けたことはありませんが、海外旅行保険が適用されるカードを複数枚持っておいたほうが良いのは言うまでも有りません。

自動付帯と利用付帯

クレジットカードに付いている保険の種類には保険が適用される条件があります。それが自動付帯と利用付帯です。

2024年以降、年会費が無料または10,000円以下クラスのクレジットカードはほとんどが利用付帯になってしまったようです。

利用付帯を満たす条件もクレジットカード毎に細かく異なります。
私は自分の手持ちのクレジットカードの海外旅行保険をうまく利用するため、出発前から計画的にクレジットカードを利用するようにしています。

この利用付帯の条件をうまく満たすための手順は別の記事にまとめました。

自動付帯

自動付帯とはその名の通り、海外旅行に行くと自動的に付帯されるものです。クレジットカードさえ契約していれば、特に何もする必要は有りません。

自動付帯のおすすめカード

2025年4月現在、自動付帯のカードのおすすめはありません。
なぜなら無料ー年会費10,000円程度で発行できるクレジットカードはほとんど利用付帯の海外旅行保険に変わってしまったからです。

利用付帯のクレジットカードをうまく使うコツに関してはこちらの記事にまとめています。

利用付帯

利用付帯とは特定の条件を満たすと保険が有効になるものです。よくあるパターンは下記の3つになります。

  • 日本で旅行代金や公共交通乗用具の料金を支払った日から最長90日間になる場合。
  • 宿泊を伴う募集型企画旅行の料金を支払った場合に旅行開始日から最長90日間になる場合。
  • 海外で公共交通乗用具の料金を支払ったその日から最長90日間となる場合

利用付帯のおすすめカード

カード名 疾病治療 障害治療 携行品 年会費

|リクルートカード|100万円|100万円|20万円|無料|

クレジットカード付帯の海外旅行保険と一般の海外旅行保険

日本のクレジットカード付帯の海外旅行保険は日数が90日までとなっています。

ですので90日以内の旅行や留学なんかは問題ありません。実際、私はこれまでの海外旅行の大半をクレジットカードの保険で賄っています。

ところが90日以上の長期旅行、世界一周や長期留学は最初の90日しか対象にならないので一般の海外旅行保険に加入するべきです。

  • ちなみに上で紹介した利用付帯のカードを使うことにより、海外で公共交通機関の決済するこちにより、利用日から更に90日間海外旅行保険の対象になる日を伸ばすというテクニックがあります。

また、クレジットカード付帯の海外旅行保険の疾病治療の金額は良いものでも200万円ほどが限度額となっています。

特にアメリカなど一部先進国では医療費が非常に高く、例えばアメリカで盲腸の手術をすると一千万かかるなどと言われています。

個人的に好きなアーティスト、水曜日のカンパネラのケンモチヒデフミさんはアメリカ、テキサスで骨折したら2000万円請求された事をtwitterにつぶやいていました。

また、交通事故に遭って集中治療室に入るなどすると治療費は一気に高額になるといわれており、渡航先とリスクによっては別途、一般の海外旅行保険に加入を検討する必要があると言えるでしょう。

ちなみに、万が一予定が変更になり、90日以上の旅行になる場合や、アメリカなど医療費が高い国を旅行する場合は疾病治療保険無制限の保険を格安で掛けることが出来る、グローブパートナー(フランスの日本人経営の保険代理店)やワールドノマド(英語のみ)を利用するようにしています。

プライオリティ・パス対応のラウンジを使おう

セゾンカードローズゴールドカードやセゾンビジネスプラチナカードには空港のVIPラウンジを無料で利用出来るプライオリティ・パスがついています。

空港のVIPラウンジというと上級カード所持者やファーストクラスやビジネスクラス搭乗者、マイルをたくさん貯めた人など選ばれた人だけが使える場所。

そんなイメージがあるかもしれませんが、そんなことはないのです。

セゾンカードローズゴールドカードやセゾンビジネスプラチナカードに入会するとプライオリティ・パス対応のVIPラウンジが無料で利用可能となります。(クレジットカードの種類によって年会費無料から22,000円ほどまで差があります。)

プライオリティ・パスとプライオリティ・パスが発行できるおすすめのクレジットカードに関してはこちらにより詳しくまとめています。

【2025年最新版 】空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パスをお得に発行するにはセゾンビジネスプラチナカードがおすすめ

プライオリティ・パス対応のVIPラウンジは300以上の都市、100以上の国や地域で600ヵ所以上

プライオリティ・パスカード

私は2014年ごろからこのプライオリティ・パスを利用していて既に50箇所、100回以上くらいのラウンジを使ったのではないでしょうか。

実際に使用した一部のラウンジを当ブログで紹介しています。

プライオリティ・パスで利用出来るVIPラウンジは場所によって設備が異なるものの

  • ゆったりとしたソファー
  • wifi
  • 電源
  • ドリンク(アルコール類含む)
  • お食事(場所によってはビュッフェなど)
  • シャワー
  • 仮眠スペース

などが提供されています。もちろん、これら全てが無料で利用出来ます。

食事はおかしやサンドウィッチなど軽食の場所も多いですが、最近は成田空港や関西国際空港ではぼでじゅうというレストランでお好み焼きセットなどの食事。を取れたりします。

またほとんどのラウンジではアルコール類が充実しています。成田空港第一ターミナルのKALラウンジには生ビールサーバーがありますし、多くのラウンジにはウィスキー、ワインにウォッカなどが提供されています。
お酒好きな方には特におすすめです。

またロングフライトの前やトランジットでの長時間の待ち時間がある場合はシャワーがとても有難いです。これまでシンガポール・チャンギ空港やマニラアキノ空港などでシャワーを利用させてもらった経験がありますが、どちらもシャンプーやタオルといったアメニティも無料で貸し出していただけました。

最近はAir Asiaの拠点であるクアラルンプールの空港KLIA2にもシャワー付きのラウンジが設置されました。トランジット時にも利用でき、クアラルンプールを拠点に沢山の国を旅しているので、これだけでもありがたいですね。

空港内では物価の安い国でも食べ物屋飲み物が高くなっている場合も多いですし、LCCでは食事や飲み物が別料金なので、飛行機に乗る前に食事や飲み物が無料で利用出来るのは嬉しいですね。

海外でクレジットカードを使う際の注意点

VISAとMASTERは最低でも必ず1枚ずつ、なるべく多く持つ

今までの旅行経験やインターネットでの情報から、クレジットカードはVISAとMASTERを最低限1枚ずつ用意した方が良いといえるでしょう。

何故ならこれら2つは世界中で対応している場所が凄く多いです。JCBやAMEXは使えない場所も多いので注意が必要です。

万が一どちかかのカードが使えなくなった時、もう1枚もっていれば安心です。

なお、私はスリに遭った過去の経験から海外旅行に行く時には必ず、クレジットカードは複数枚持っていっています。

また近年クレジットカードの不正利用などが増えているため、決済が通りにくかったりすることがありますので、なるべく多くカードを持っているとよいでしょう。

実際、私は5枚のクレジットカード+過去に行ったワーキングホリデー時に作ったオーストラリアの銀行のキャッシュカード(VISA)を持ち歩いています。

海外での決済の手数料が値上がりしている2025年

海外での買い物時の決済手数料が値上がりしています。

以前は買い物をする時は現金よりも、楽天カード(master)が一番オトクで積極的に利用していたのですが、2025年現在各社値上がりしてそうとも言えない状況になってきました。

例えば楽天カードの場合はポイントが付与されることを考えても手数料が2.63%かかります。

実際に表にまとめると下記のようになります。

カード名 海外手数料 還元率
楽天カード 3.63% 1.0%
エポスカード 2.20% 0.5%
セゾンローズゴールドアメックス 不明(推定2%) 約0.6%(2P/¥1,000)
セゾンビジネスプラチナアメックス 不明(推定2%) 約0.5%(1P/¥2,000)
三井住友Visaカード 3.63% 0.5%
イオンカード(WAON一体型) 1.60% 0.5%

私が調べた中で海外手数料とポイント還元でオトクなのはイオンカード(WAON一体型)でした。

私は日本国内も海外でも楽天ポイントが貯まるので、クレジットカードで支払えるものは楽天カードの支払いで統一していたのですが、最近は海外キャッシングしての現金払いとあまり差がなくなってきたかもしれません。

海外ショッピング時の支払いは2025年現在ルール変更が多数行われているようですので、手持ちのカード情報をよく確認してみてください。

また、海外でクレジットカードで買い物をする際の注意点は、決済時に現地通貨で決済するか、日本円に変換して決済するか確認されるケースがあります。この場合、必ず現地通貨を選ぶようにしましょう。日本円に変換したレートはほぼ間違いなく割高で損です。

もし、気になるのであれば、その場で冷静にスマホのCurrencyアプリでどちらがお得か比較してみましょう。

オンライン決済の認証方法を確認しておく

2024年から不正利用への対応として、ネット上でクレジットカードで決済をした時にSMS(携帯電話番号に届くショートメッセージ)やEメールに暗証番号が届き、その番号を入力することにより、決済を認証するクレジットカードが増えました。

まずクレジットカード毎にオンラインで決済したときの認証方法を確認しておきましょう。

Eメールであればwifiなどがあれば海外でも受信できるのですが、
電話番号による認証のタイプですと、海外でローミングできないと SMSが受信できません。

私が利用しているカードの中では

  • セゾンローズゴールド
  • 三井住友VISA
  • リクルートカード

がEmailでの認証で海外でも安心して利用できます。

残念ながら上でおすすめしているEPOSカードは電話番号での認証のみなので注意が必要です。

項目毎の上限金額を確認しておく

クレジットカードにはショピング枠海外キャッシング枠が設定されています。

私は以前旅行をした時に、この事について知らず、**ショッピング枠の100万円分キャシングも出来ると考えており、キャッシング枠が上限に達し(実際は15万円だった)、現金を下ろせず大変な思いをしたことが有ります。

海外旅行に行く前にかならず、上記2つの金額を確認しておきましょう。

クレジットカードの発行は余裕を持って

クレジットカードの発行には時間がかかります。多くは審査があり、審査を通過して発行となります。

Amazonのように今日注文して明日届くというわけでは有りませんので、海外旅行目当てでクレジットカードに加入する場合は余裕を持って申し込みしましょう。

また楽天プレミアムカードは申し込み完了後、プライオリティ・パスの申し込みを別途する必要があり、こちらにも日数がかかるので注意が必要です。

クレジットカードの発行は会社をやめる前に

私は以前、旅をするの為にクレジットカードを作ろうとしたのが仕事を辞めたあとで痛い目に合いました。そう、クレジットカードを作る審査に通らなかったのです。

万が一作れたとしても上限金額が少なかったりします。

もし現在働いていて、仕事を辞めて長期旅行に出ようと考えている場合、早めにカードの申し込みをすることをオススメします。

ちなみに楽天カードは審査が緩いと言われていて、実際私も離職後でもカードが作れたました。

むしろ、落ちたという話を聞いたことが有りません(笑)

カード番号と緊急時の連絡先を控えておく

私はiPhoneと紙のメモ、それに番号の一部をクラウドサービスなどにメモして、盗まれた際や紛失した時などに備え、カード番号と緊急時の連絡先を控えています。

カードは必ず分散して複数枚持つ

実は過去にスリにあってクレジットカードを全てスられ旅を中断したことがあります。

スペイン、マドリードでスリにあったのでした。レアルマドリー対バルセロナの試合だったのですが、チケットをダフ屋から買うために多額の現金を下ろそうとしていました。

しかし、”項目毎の上限金額を確認しておく”の項目でも書いたように、キャッシング限度額の存在を把握していなかった私は、いつも利用しているカードから現金が下ろせず、複数のカードから現金を下ろそうとしたため、普段はメインのバックパック、サブバック、ウエストのセキュリティポーチのように分けて収納していたクレジットカードを一つの財布にまとめていたのでした。

そんなタイミングの時にスリにあってしまい現金を下ろす手段を全て失いました。
こういった場合、海外にカードを現地に送付するサービスもありますが、時間もかかりますし、場所によっては難しいこともあるでしょう。

また、ブラジルではスキミング被害に有ったこともあります。幸い金銭的な被害はありませんでしたが、クレジットカードが1枚使えなくなりました。詳しくは過去のエントリを参照下さい。

大事なことなのでもう一度、書きます。クレジットカードはトラブルを考え、必ずメインのカバン、セキリティウエストバッグなどに分散して複数枚持ち歩くようにしましょう。

おすすめカードまとめ

最後に無数にあるクレジットカードの中から海外旅行にお勧めのクレジットカードをまとめてみます。

海外旅行者は全員申し込むべき、年会費永年無料ながら最高クラスの海外旅行保険が付帯するエポスカード



年会費無料でありながら海外旅行保険が疾病治療270万円ついたカードは他にはありません。海外旅行保険に年会費無料で入れるクレジットカードとしては最も良いもの**と言えます。

また審査もゆるく、発行が早いです。2015年に無職の私でも加入出来ました。

  • 年会費:無料
  • 海外旅行保険:利用付帯
  • 疾病治療:270万円
  • 携行品:20万円
  • オンライン決済認証:SMSのみ

エポスカードの詳細を見る

充実の海外旅行保険とプライオリティパス付属でラウンジが利用出来るセゾンローズゴールドまたはセゾンビジネスプラチナ

空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パスが11,000円で発行できてかつ、海外旅行保険が充実しているセゾンカードがおすすめ。

ローズゴールドとビジネスプラチナはどちらかはあなたに最適なものを選んでください。

セゾンローズゴールド

  • 年会費:11,000円初年度無料、※年間1回以上のカード利用で翌年以降も年会費無料
  • プライオリティ・パス年会費:11,000円
  • 海外旅行保険:利用付帯
  • 疾病治療:300万円
  • 携行品:30万円
  • オンライン決済認証:SMSまたはEメール

セゾンビジネスプラチナ

  • 年会費:22,000円初年度無料
  • プライオリティ・パス年会費:無料
  • 海外旅行保険:利用付帯
  • 疾病治療:300万円
  • 携行品:50万円
  • オンライン決済認証:SMSまたはEメール

プライオリティ・パスを利用するうえでローズゴールドとビジネスプラチナどちらが良いか比較検討した記事はこちらになります。

セゾンカードを申し込む

三井住友VISAクラシックAカード

  • 年会費:初年度無料、条件付きで翌年以降も無料
  • 海外旅行保険:利用付帯
  • 疾病治療:100万円
  • 携行品:20万円

年会費無料で利用出来る(簡単にクリアできる条件付き)クレジットカードの中では自動付帯でありながら疾病治療100万円がついたバランスの良いクレジットカードです。

三井住友VISAクラシックカードの詳細を見る

インターネット上で海外キャッシング返済が完結する年会費無料のアコムマスターカード

私は海外キャッシング専用のカードとして2016年、わざわざセディナカードを契約しました。しかし2025年現在セディナカードは三井住友VISAと合併され新規発行ができません。

代わりに同じ機能を持つのがアコムマスターカードです。

アコムマスターカードはインターネット上だけで海外キャッシングの返済が可能です。海外キャッシング後、1−3日後にwebサイトでオンライン返済をしてしまえば、両替手数料を最小限におさえることが可能です。

コムマスターカードがあれば、もう現地でオトクなレートを求めて両替屋をまわる必要もありません。大変便利なカードです。

ACマスターカード(クレジットカード)|アコム

まとめ

かなり長くなりました。最後までお読み頂きましてありがとうございます。

2024年、沢山のクレジットカードがサービスの変更がありました。全体的に利用しづらくなり、またルールがとても複雑になりました。

この記事は、以前のクレジットカードの記事をベースに、

2024年10月-2025年3月にかけて私自身が調べてなおし、まとめたものですが、はっきり言ってクレジットカードのルールは非常に複雑でわかりにくいです。大きなところは間違っていないかと思っていますが、間違っている箇所があればコメントなどでお知らせください。

またサービス内容は不定期に変更があり、変わっていきます。

クレジットカードの契約、利用は自己責任でお願いします。必ず最新情報を各クレジットカードのwebサイト、約款などでご確認ください。

当方では一切の責任を持ちません。