カンボジアの首都、プノンペンに2017年7月に7日ほど滞在してみました。
プノンペンはカンボジアの首都で人口約220万人が暮らす都市です。
観光ではキリング・フィールドなど負の遺産が有名です。個人的には2009年以来2度目の訪問。
今回は観光をするというよりは、ノマド生活するならという目線で街を歩いてみました。訪問から随分と時間が経過してしまいまいしたが当時のメモと写真を元振り返ってみたいと思います。
INDEX
プノンペンへのアクセス
日本からプノンペンへのアクセスは成田からANAが直行便を飛ばしています。
ANAだけに値段もそれなりにしますので、格安旅のGO TRAVELIFE的にオススメはやはりクアラルンプール経由のエアアジアでしょうか。これならば片道20,000円ほどで行くことが出来ます。
ホーチミンからプノンペンへ
個人的には今回、ホーチミンからプノンペンへはバスで向かいました。価格は国際バスにもかかわらず1,000円ほどでした。
実は最初は飛行機で行くことを検討したのですが、何故か10,000円ほどと距離を考えると割高だったため久しぶりの長距離バス移動を敢行。
11時発で到着した時は19時を過ぎ暗くなっていました。久しぶりの長距離バスでなかなかキツかったです。
米ドルを入手しよう
カンボジアでは米ドルとカンボジアの通貨リエルの2重通貨制。最初は混乱しますが、$1以上の大きなお金はドル、それ以下の小さなお金はリエルが基本と考えて良いでしょう。
ATMからもキャッシングで米ドルが下ろせるので便利です。
世界一周など長期旅行者ならば、クレジットカードを使ってキャッシングして安い手数料で米ドルを入手しておくと、通貨の弱い他の国に行った時にも便利なので多めに米ドルの現金を手に入れておくのもオススメ。
海外旅行にオススメのクレジットカードは下記にまとめています。
ただし、大使館など公的な場所ではリエルしか使えないケースがあるので注意しましょう。実はプノンペンの日本大使館でパスポートの増補をしたのですが、リエルしか使えず一度両替屋に行く羽目になりました。
国境でビザの取得
国境ではアライバルでビザを取得しました。料金は30日で$30でした。賄賂を要求されるような話を聞いていたのですが、何のことはなく普通に$30払って終わりました。
バスではこれからカンボジアでインターンをするという日本人の大学生と一緒になったのですが、何のドキュメントもなくアライバルで1年のビジネスビザが取得出来るとのこと。こんな国は他にはなかなか無いでしょう。びっくり。
国境でSIMカードを購入
国境ではCellcardという会社のSIMカードが売られていたため安かったこともあり購入してしまいました。
2017年7月当時の価格は
容量 | 価格 |
---|---|
$2 | 1GB |
$4 | 4GB |
$7 | 8GB |
$10 | 18GB |
$20 | 40GB |
となっていました。4Gの表記がありましたが、4Gで繋がったのはプノンペンくらいでしょうか。シアヌークビルは3Gが殆ど、ロン島、ロンサレム島に至っては圏外でした。
カンボジアのSIMは日本からも買っていくことが出来ます。こちらのSIMならカンボジア以外のアジア諸国でも使うことが出来て便利ですよ。
プノンペンのオススメホテル
プノンペンではいくつかホテルを泊まり歩いてみました。
初日はクロマーヤマトゲストハウスに宿泊してみました。いわゆる日本人専門の日本人宿というわけではないようですが、スタッフや他の宿泊客の日本人の方との交流を楽しめました。
日本人旅行者と交流をしてみたければ訪ねてみるのも良いでしょう。
しかしクロマーヤマトゲストハウス自体は悪くないものの、それまで滞在していたベトナムの価格に馴染んでいたこともあり周辺のローカルレストランが少し割高に感じました。日本のファミレスや安居酒屋のような価格設定、その上出て来る食事やお店の雰囲気は東南アジアレベルなのです。。。これには驚きました。なんでこんなに高いのでしょうかプノンペン。。。
2日目には日本人スタッフにおすすめされ、宿泊客みんなで日本食の出前を取ったことを思い出します。(苦笑
クロマーヤマトゲストハウスは場所的にも少し不便に感じたので3日目はリバーサイドエリアのヴィラ ボランに宿泊してみました。プールなどもあるホステルで個室が2,000円ほどです。
プノンペンの7月は暑かったのでプールが最高でした。
またその後、Billabong Hostelに移動しました。こちらもプールはあるホステル。個室が2,400円ほどから。
ヴィラ ボランよりもエリア的に利便性が高いホステルで個人的には今回宿泊した中でも一番オススメです。
ホテル探しのコツはレビューの良いホテルに泊まることです。口コミスコアが高いところは清潔な場所が多かったり、そこにしかない独自の魅力があったりします。
海外旅行でのホテルの上手な探し方は下記にまとめています。
プノンペンのカフェやWiFi事情
カンボジアでも下り5-10Mbpsほど出るカフェを発見することが出来、ここでもノマド生活は出来ると感じました。
一方で当たりハズレが大きく、1Mbps出ないような場所も多く仕事をしに新しいカフェに行くのが少し億劫になるのがプノンペンでした。
プノンペンでの食事事情
今回行って最も問題だったのは個人的にカンボジア料理があまり好きではないということでした。あまり馴染めず、カンボジアでは日本食やピザやハンバーガーにケバブなど洋食またはパンばかり食べていました。
また東南アジアといえばチャーハンや焼きそばを定番の食事として食べることも多いのですが、プノンペンではどちらも$3-4ほどしてお得感をあまり感じません。
そんなわけで、ベトナムでもお世話になったTOUS les JOURSには滞在中ほぼ毎日通いました。日本のコンビニのパンより安く、日本の美味しいパン屋と遜色ないクオリティのパンが食べられます。
更に美味しいコーヒーと高速WiFiが揃います。
プノンペン市内での移動
プノンペン市内での移動にはトゥクトゥクが定番となっています。ただし基本的にボッタクリ価格を提示してくるので毎度価格交渉が面倒です。最初の言い値の1/3-1/2くらいが大抵適正価格です。また乗った後も明日は何するんだ?ツアーに行こうが定番の会話としてはじまります。。。
レンタルバイクも$5ほどからあり、借りてしまえば移動は一番楽です。
ボートでベトナムへ
2009年の話ですが、プノンペンからボートでベトナムのカントーまで船で国境越えをしました。
現在もこのルートは健在でなかなか出来ない小さなボートで国境越えが出来る上、ベトナムのカントーという街は水上マーケットで有名な場所で観光地化されていないローカルな感じを楽しむことが出来オススメです。
まとめ
さて、普段ならここからプノンペンのオススメスポット紹介といった流れになるのですが、2009年に主だった観光地を回っていたため、寺や王宮、キリング・フィールドといった王道観光地を回っていません。
じゃあ生活する上でどうなんだ?という話なのですが、特定のあまり気に入ったお店を見つけることが出来ませんでした。
夜は強盗なども発生するということで治安面でも注意する必要があります。実際に拳銃を突きつけられたという日本人の方のお話を聞いてビックリしました。
一方、以前訪ねた2009年から比べ大きなビルも立ち、KFCやスタバ、それにイオンなどのチェーン店もオープンし発展している様を感じられました。
そんなわけでカンボジア旅行はやはりアンコールワット遺跡群のあるシェムリアップやシアヌークビルや島などのビーチリゾートにさっさと行ってしまったほうが良いと思います。7日も滞在したのはベトナムに再入国することになり、ビザなどを取得していたためです。
そんなわけで特別嫌な思いをしたわけではありませんが、僕はあまりプノンペンが好きになれませんでした。多分、次来ることがあっても長くは滞在しないでしょう。
- 総合 : 2/5 なんとかノマド生活できる環境、あえて選ぶ理由はないかな
- QOL : 1/5 まだまだ街は発展途上、その上治安も少し悪いとのこと
- 食事 : 2/5 日本食やKFCなどのチェーン店もありある程度の食生活が可能
- WiFi : 2/5 WiFiが速い場所もあるが遅い場所もまだまだ多い
- コスパ : 3/5 全体的に安いがクオリティもそれなり食事だけが東南アジアの中では割高
- 最低宿泊料金(個室/ドミトリー1泊): $10/$5
- アパート(月額): 未調査