少し時間が開いてしまいましたが、
非常に悔しい残念な結果となってしまったギリシャ戦。
今回は試合の内容にも少しだけ触れてこのナタールでの一戦を振り返ってみたいと思います。
不安だった天候
ナタールは年間300日晴れる晴れの街という話でした。
コートジボワール戦は雨が降り、
一般的に余り触れられていませんが、
僕は結構日本に不利に働いたのではないか?と考えています。
このナタールには15日から試合の翌日20日まで滞在しましたが、
ほぼ毎日激しいスコールが降りました。
雨が降れば雨の日のサッカーの基本セオリーは
前にボールを大きく蹴るフィジカルがものをいうサッカーと決まっているので、とても不安でした。
ですが実際には試合中にも雨は降りましたが、
試合に影響を与える事はほとんどありませんでした。
スタジアムまで
僕をはじめ日本人が多く滞在していたポンタネグラビーチから
ナタールのスタジアムDUNAS ARENAへはタクシーで向かいました。
およそ20分ほどでスタジアムに到着です。
DUNAS ARENAは街中にあると想像していましたが、
意外と付近には何もありませんでした。
試合前の雰囲気
スタジアムにはレシフェでのコートジボワール戦の遅れの反省を踏まえ、
試合開始の3時間前には到着しました。
試合開始前のスタジアムは多くの日本人サポーターをはじめ
盛り上っていてとても良い雰囲気でした。
ギリシャのサポーターと記念撮影したりとても楽しく過ごしました。
後がない決戦
初戦を落とした僕らの日本代表はもう勝利以外の選択肢はなく、
引き分けではなく、勝ちのみが求められる試合となっていました。
しかし、ご存知の通り、圧倒的にボールを支配し、
攻め込みながら最後まで得点を上げることが出来ませんでした。
1人減った相手との試合展開
しばしば、サッカーでは退場者が出て、
10人になったチームが全員で守るサッカーを展開し、
ゴールを割らせることなく、セットプレーの一点などを守り切り勝利したりします。
ギリシャはまさに守ってセットプレーで点を取る専門家のようなチームです。
2004年にはそのような戦い方でユーロというビックタイトルを得ています。
ギリシャは前半から退場者を出し、
日本は前半から数的優位を得ましたが、
そのチャンスを活かせませんでした。
日本は良く無かったのか?
ギリシャ戦後、日本のサッカーに対し非常に厳しい意見が散見されていますが、
僕は少し別の見方をしていて、
ギリシャ戦はよく戦ったと考えています。
悪かったのはコートジボワール戦であり、
ギリシャ戦は日本らしい、ザックジャパンらしい試合展開であり、
ゴールだけが足りなかったように思います。
日本はチャンスを決めることが出来なかったのですから
引き分けは非常に妥当な結果だったと考えています。
ゴールにはチームプレーや個人能力ももちろん必要ですが、
運みたいな要素も大きいと思うのです。
日本はそれなりにチャンスを作ったと感じました。
望みは僅かに
この試合を終えて日本は0勝1分1敗。
最終戦にコートジボワールに勝利したコロンビアを迎えるという
非常に厳しい状況になったのでした。